10月27日19時5分

　開幕から8戦で6勝2敗と勢いに乗る滋賀レイクスターズが、ホームで川崎ブレイブサンダースを迎え撃つ。林翔太郎と小澤智将にとっては古巣との一戦だ。

　滋賀は前節の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦で先勝されたが、第2戦で好調の原動力となっている堅守からアップテンポな攻撃を遺憾なく発揮。ターンオーバーから30得点を挙げ、100点ゲームで快勝した。1試合平均90.5得点はB1最多、スティールやリバウンドで同3位の数字が物語るとおりの結果だ。名古屋D戦で初先発のキーファー・ラベナが強気なプレーでチームを勢いづけた姿も見逃せない。

　川崎ブレイブサンダースは東地区3位だが、波に乗り切れない印象がある。前節のレバンガ北海道戦は先勝するも、第2戦で63得点に封じられた。追う展開でニック・ファジーカス、パブロ・アギラール、ジョーダン・ヒースのビックラインナップを使うも、ボールの回りが悪く攻撃が停滞。アギラールがミスマッチを突くも相手に粘り強く防がれた。3ポイントシュート成功率が16.1パーセントと不調だった影響もあったが、強みが裏目に出てしまうことは課題だ。

　今節のポイントは、試合のペースをどちらが先に握るのか。滋賀は堅守から展開の速い攻撃に持ち込んでペースを上げたいところ。対する川崎は滋賀のプレッシャーを突破し、高さで上回るビックラインナップの強みを良い方向にいかせるか。ともにアグレッシブな司令塔、藤井祐眞とラベナのマッチアップにも注目が集まる。

文＝大橋裕之

・滋賀（HC：ルイス・ギル）
オヴィ・ソコ
澁田怜音
小澤智将
今川友哲
柏倉哲平
キーファー・ラベナ
野本大智
トビンマーカス海舟
ノヴァー・ガドソン
林翔太郎
ショーン・オマラ
森山修斗
川真田紘也

・川崎（HC：佐藤賢次）
藤井祐眞
篠山竜青
増田啓介
前田悟
鎌田裕也
綱井勇介
ニック・ファジーカス
マット・ジャニング
熊谷尚也
長谷川技
パブロ・アギラール
ジョーダン・ヒース