パーツメーカーが推奨するスライス撲滅黄金スペックを坂本龍楠プロがテスト。

スライスの原因となるスイング要素を、1.身体の突っ込み、2.身体の起き上がり、3.手打ちの3つに分類。坂本龍楠プロが3つのスイングタイプで試打をして、スライス撲滅黄金スペックを徹底的に検証した。

今回はメタルファクトリー『A9 SKY UT』へッドに専用の『MURAKUMO-HAYATE UT』を装着した黄金スペックを試打。

【突っ込み型】
構えた時の「球が低く左へ出る」印象から一転、ボールがほどよくつかまった高初速弾道。

【起き上がり型】
ラウンドソール形状を採用しているので、多少ダフってもヘッドの抜けが良い。フィニッシュをしっかりとれば、ボールが自然につかまって狙った所へ飛ぶ。

【手打ち型】
とにかく構えやすい。他番手でも同じイメージで自然にボールをとらえることができる。

【総評】
ヘッドはブルーのメタリックカラーを採用し、A9 SKY FW同様、振り抜きの良いUTだと感じました。UT専用シャフトとの相性も抜群。通常、ロフトが立っていくにつれてFP値が小さくなっていきますが、今モデルでは、全番手のFPを15ミリへ統一。ロフトが立っているヘッドでもリーディングエッジのラインがシャフト軸線中心から常に同じ距離にあるため、ボールをフェースに乗せやすい。球がつかまって、上がりやすい、やさしいヘッドといえる。

■METAL FACTORY A9 SKY UT
ヘッド：20/ロフト角：20度

■MURAKUMO-HAYATE UT
長さ：40.5インチ/硬度：R/クラブ振動数：252cpm/バランス：D0/総重量：340g

【坂本龍楠プロ】
1981年生まれ。神奈川県出身。オーストラリアへ留学してゴルフを学び、2011年「日本プロゴルフ協会」ティーチングプロ合格。自身が運営する新宿御苑ゴルフスタジオでは身体に負荷のかからないスイング理論が好評を博し、公式YouTubeのチャンネル登録数は9万5000人を超える。著書には「逆説のゴルフ」などがある。