好調の要因はオートマチック 小川陽子が首位発進

チーム・協会

【<Photo:Ken Ishii/Getty Images>】

 2020-21シーズンJLPGAステップ・アップ・ツアー第4戦『山陽新聞レディースカップ』(賞金総額3,000万円、優勝賞金540万円)が9月30日、岡山県玉野市の東児が丘マリンヒルズゴルフクラブ(6,362ヤード、パー72)で開幕した。プロ入り7年目の小川陽子が、7アンダーで単独首位に立った。5アンダーで、アマチュアの小倉彩愛が2位に付けている。
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 覚醒の予感。今季、好調の小川陽子がロケットスタートを切った。「すごかったですね」と他人事のように笑みを浮かべ、ラウンドを振り返った。波に乗ったのは、8番ホール。「ショットはずっと良かったけど、パッティングのテンポがつかめなかった。8番で4メートルが入ってからはリズムも良くなった」という。8番から4連続バーディーを奪うなど、8バーディー、1ボギー。「65はアマチュア時代に1回出しただけ。プロになってからは初めてです」と驚きを隠せない。

 今シーズンは、開幕戦となった先月のrashink×RE SYU RYU/RKBレディースから優勝争いをし、好調をキープ。ここまで3戦して2位、10位、8位とすべての試合でトップ10入り。さらに、9ラウンドして、アンダーパーが7回と抜群の安定感を誇っている。その要因は、オートマチック。「オフにこれまで一番っていうぐらい、ボールを打ち込んできた。スイングを徹底的に直しながら、緊張した場面でもオートマチックに打てるように。私は、切り返しで前傾姿勢が崩れるクセがある。コーチからは、子供のころから身についているクセだから一生治らないと言われたこともあるけれど、腰が痛くなるぐらい打ち込んで修正しました。まだまだ完成にはほど遠い。コーチから、ちょっとは良くなったねって言われるぐらい」と説明した。無我夢中で練習に励み、いまでも矯正に取り組む。

 コロナ禍で、無観客試合が続いていることも前向きにとらえる。「山陽新聞レディースカップは、ステップでもギャラリーの皆さんがたくさん入ってくださって、毎年盛り上がる試合です。前週は、地元・広島開催。観戦に行きたかったけど行けなかったと、すごく連絡をいただきました。でも、上位で活躍すればスカイAさんにいっぱい映していただける。スコアでしか伝えられない状況なので、頑張っています」。

 1週遅れの、準地元で最高のスタートを切った。
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