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低スピンで高弾道！ブリヂストンの新作「TOUR B X-F フェアウェイウッド」

スポナビGolf 2020年9月2日 8:00

【スポナビGolf】

今回は、ブリヂストン「TOUR B X-F フェアウェイウッド」をクラブフィッターの小倉勇人さんが試打。その特徴を解説していただきました。

TOUR B X-F フェアウェイウッド

最大の特徴

開発段階からたくさんのゴルファーにヒアリングを実施して、今のゴルファーが求めているものを重視して作られたクラブだと思います。

高弾道で飛距離も期待できる欲張りなフェアウェイウッドで、強い弾道が打てるけどキャリーが出ない人に良いクラブです。

フォルムの特徴

【スポナビGolf】

JGRシリーズから搭載されたサスペンションコアは、今までフェアウェイウッドには搭載されていなかった技術です。

今回はフェアウェイウッドにも搭載して、フェース面の裏側を樹脂素材で押さえることでフェース面全体の反発係数を高めるように設計されてます。

【スポナビGolf】

フェースにパワーミーリングという細かいミーリングが施されていて、インパクトの瞬間に球に余計なスピンがかからないような技術も搭載されています。

【スポナビGolf】

クラウンにパワースリットが入っていて、インパクトの瞬間にクラウンをたわませる方向に動くようにスリットが入ってます。

さらにその効果を上げるために、蜂の巣状に金属の線をクラウン上に施すハニカムストリングという技術を搭載。これによって、インパクト方向にはたわみやすく、横方向にはたわみにくい設計になっています。

パワースリットと一緒にフェース面をよりたわませてエネルギー効率を上げつつ、余計なサイドスピンを抑える技術です。

ワンポイント

今はフェアウェイウッドにも飛距離を求める時代ですので、前に飛ぶような強いライナー性の弾道が好まれる傾向があります。ただ、このモデルは、いろんなゴルファーにヒアリングをした結果、飛ぶだけではなく狙いやすいフェアウェイウッドを意識して作ったのかなという印象を感じました。

すごく球が上がりやすく、適度な低スピンで打ち出しが高いので、安定してキャリーが出せます。長い距離でも上からグリーンを狙うようなことができる、上級者が求める性能を突き詰めたクラブに仕上がってると思います。