新・貧打爆裂レポート『RMX 220 アイアン』
【(c)Gridge】
今回の貧打爆裂レポートは、2019年9月6日に発売されたヤマハ『RMX 220 アイアン』です。
いつものようにコースに持ち込んで、ラウンドしました。プロもアマチュアも使えるヤマハのアイアンの実力は? 動画も含めて試打レポートします。
いつものようにコースに持ち込んで、ラウンドしました。プロもアマチュアも使えるヤマハのアイアンの実力は? 動画も含めて試打レポートします。
やさしさと通好みを両立させたRMX 220 アイアン!
【(c)Gridge】
ヤマハ『RMX 220 アイアン』は、2019年9月6日に発売されました。
『RMX』シリーズは、ヤマハの契約プロのためのブランドで、上級者用の尖ったクラブという印象がありますが、新しい『RMX 220 アイアン』は、3機種ある『RMX』シリーズのアイアンの中では一番やさしいクラブという位置づけになります。
【プラス1番手の「飛び」と「高さ」。】『RMX 220 アイアン』のコピーです。
プラス1番手というところが、謙虚というか、堅実というか、『RMX 220 アイアン』の秘密が隠されているような気がします。
『RMX 220 アイアン』は、歴代のモデルで採用されていたマレージング鋼を踏襲しています。フェースだけではなく、ボディーまですべてがマレージング鋼というのは市場でも珍しいアイアンです。
強度は軟鉄やステンレス鋼より強いので、薄く作りたい部位がある場合には採用したいのですが、実は打音や打ち応えが、軟鉄やステンレスと違ってしまうので、部分的な使用にとどめるアイアンが多いのです。
ヤマハは、他のメーカーがうらやむほどの音響関係のテクノロジーを持っています。
新しい素材の性能は引き出しつつ、音や感触に違和感を抱かせないハウツーがあるのだと期待させます。
フェースを薄くできるのは当たり前だとしても、キャビティの底をギリギリまで深くして、ソールの最も薄い部位が1.2ミリしかないのは『RMX 220 アイアン』の特徴になっています。飛距離アップに貢献するテクノロジーです。
『RMX 220 アイアン』は、打点と重心高の高さが近いことも特徴です。
今までは、重心高のほうが少し高く、それを利用してスピン性能を上げているという印象がありました。
『RMX 220 アイアン』は、打ち出しを高くすることで、スピンに頼らずボールの高さを出して、棒球系の弾道でキャリーを出すという狙いがあるような気がしました。
試打した『RMX 220 アイアン』は、オリジナルスチールの「N.S.PRO RMX 95」のSフレックスで、5番〜9番、PW、AW、SWです。
まず目立つのは、ソールです。厚みがしっかりあって、余計な装飾はありません。やさしいアイアンだと、安心するゴルファーは多いと思います。
そして、バックフェースを見るとわかるのが、深いキャビティです。いわゆるポケットキャビティです。
デザインを見ると、トウ側に重心が寄っていることがわかります。これもやさしさに直結します。
やさしいと感じるのは、この2点だけなのです。
アドレスしてみると、ややグースしていますが、これが上手くできています。ネック処理がプロ好みで、ボールを包み込むような安心感があります。
トップエッジもしっかり見えるように工夫されていて、無理がないきれいなラインを描いています。
アドレスしたときに感じるのは、本格的な通好みのアイアンそのものです。
ソールの厚みも違和感なく構えられます。『RMX 220 アイアン』は、狙いにピタッと自然にアドレスできて、弾道をイメージできるアイアンです。
『RMX』シリーズは、ヤマハの契約プロのためのブランドで、上級者用の尖ったクラブという印象がありますが、新しい『RMX 220 アイアン』は、3機種ある『RMX』シリーズのアイアンの中では一番やさしいクラブという位置づけになります。
【プラス1番手の「飛び」と「高さ」。】『RMX 220 アイアン』のコピーです。
プラス1番手というところが、謙虚というか、堅実というか、『RMX 220 アイアン』の秘密が隠されているような気がします。
『RMX 220 アイアン』は、歴代のモデルで採用されていたマレージング鋼を踏襲しています。フェースだけではなく、ボディーまですべてがマレージング鋼というのは市場でも珍しいアイアンです。
強度は軟鉄やステンレス鋼より強いので、薄く作りたい部位がある場合には採用したいのですが、実は打音や打ち応えが、軟鉄やステンレスと違ってしまうので、部分的な使用にとどめるアイアンが多いのです。
ヤマハは、他のメーカーがうらやむほどの音響関係のテクノロジーを持っています。
新しい素材の性能は引き出しつつ、音や感触に違和感を抱かせないハウツーがあるのだと期待させます。
フェースを薄くできるのは当たり前だとしても、キャビティの底をギリギリまで深くして、ソールの最も薄い部位が1.2ミリしかないのは『RMX 220 アイアン』の特徴になっています。飛距離アップに貢献するテクノロジーです。
『RMX 220 アイアン』は、打点と重心高の高さが近いことも特徴です。
今までは、重心高のほうが少し高く、それを利用してスピン性能を上げているという印象がありました。
『RMX 220 アイアン』は、打ち出しを高くすることで、スピンに頼らずボールの高さを出して、棒球系の弾道でキャリーを出すという狙いがあるような気がしました。
試打した『RMX 220 アイアン』は、オリジナルスチールの「N.S.PRO RMX 95」のSフレックスで、5番〜9番、PW、AW、SWです。
まず目立つのは、ソールです。厚みがしっかりあって、余計な装飾はありません。やさしいアイアンだと、安心するゴルファーは多いと思います。
そして、バックフェースを見るとわかるのが、深いキャビティです。いわゆるポケットキャビティです。
デザインを見ると、トウ側に重心が寄っていることがわかります。これもやさしさに直結します。
やさしいと感じるのは、この2点だけなのです。
アドレスしてみると、ややグースしていますが、これが上手くできています。ネック処理がプロ好みで、ボールを包み込むような安心感があります。
トップエッジもしっかり見えるように工夫されていて、無理がないきれいなラインを描いています。
アドレスしたときに感じるのは、本格的な通好みのアイアンそのものです。
ソールの厚みも違和感なく構えられます。『RMX 220 アイアン』は、狙いにピタッと自然にアドレスできて、弾道をイメージできるアイアンです。
プロも満足できる余裕を感じるアイアン!
動画を見てください。
『RMX 220 アイアン』の打音は、やや控えめな音量ですが、シャープな金属音で気持ちが良いです。
打ち応えは、弾き感があるものの、フェースのどこに当たったのかがハッキリとわかる手応えもあります。
これには少し驚きました。マレージング鋼のポケットキャビティのアイアンは、打音や打ち応えに期待ができなかったのに、『RMX 220 アイアン』は良い感じなのです。
軟鉄鍛造とは少し違いますが、不愉快な感触を一切感じませんでした。特に、フェースの真芯に当たったときの抜けるような打感は快感でした。
ボールはやや低めの高弾道という感じです。弾道は棒球ではなく、きれいです。少し伸びがある球筋になります。
ボールは少しなら曲げられますが、基本的には『RMX 220 アイアン』が曲がりを吸収してしまうので、ストレート系のボールになります。
『RMX 220 アイアン』の飛距離は、コピー通りで、ミドルアイアンは半番手〜1番手という感じで、ショートアイアンは今までと変わりません。7番アイアンのロフトが29度ですので、ロフト通りと考えると良いと思います。
予想に反して、ボールはグリーン上で止まります。ワンクラブぐらいで止まろうとしてくれます。
『RMX 220 アイアン』で最も驚かされたのは、縦距離のコントロールです。
いわゆる距離感が出せるアイアンなのです。ということは、引き算の結果がちゃんと出るのです。
やさしいアイアンの弱点は、多少のミスでも、フルショットの距離までボールが飛んでしまうことです。
アイアンの距離感は、シビアに打てるゴルファーなら、フルショットを基準に飛ばさないハウツーによって生まれます。『RMX 220 アイアン』は、信じられないくらい距離感が出るのです。
一緒にラウンドしていたゴルフ仲間が、私のピンに絡みまくるショットを見ながら「自分のアイアンでも、そこまで距離が合わないよね?」と驚いていました。
『RMX 220 アイアン』は、本格的なアイアンなのですが、決して難しくはありません。
それなのに、狙い通りに打てるのです。延長して追加で2ラウンドしましたが、最初から最後までピンに絡みまくりました。不思議でした。
マッスルバックのアイアンのようなコントロール性能を何度も感じました。
アドレスしたときに弾道をイメージして打てるアイアンが欲しいゴルファーに、強くオススメします。
構えやすさと安心感は、トップレベルで、ついでにやさしさもあります。
ぶっ飛び系のアイアンを使う飛距離自慢のゴルファーを横目で見ながら、ピンにボールが絡むアイアンショットを打ちたいゴルファーにもオススメです。
『RMX 220 アイアン』を一言で語るなら、最先端のテクノロジーを集結させて、飛ぶことを最優先させなかった余裕のアイアン、です。
ソールの厚みを感じるのは、ロングアイアンをスイープに打つときぐらいで、ラフなどでもかなり抜けも良いので、広い範囲ゴルファーに使ってほしいです。
こういう正統派のイメージを損なわないアイアンが市場にあることはうれしいことです。
2019年は、試打ラウンド中に、購入するなら何番までとか真剣に考えさせられるアイアンが複数ありました。
『RMX 220 アイアン』は、そういう中でもトップ3に最後まで残るアイアンです。
『RMX 220 アイアン』の打音は、やや控えめな音量ですが、シャープな金属音で気持ちが良いです。
打ち応えは、弾き感があるものの、フェースのどこに当たったのかがハッキリとわかる手応えもあります。
これには少し驚きました。マレージング鋼のポケットキャビティのアイアンは、打音や打ち応えに期待ができなかったのに、『RMX 220 アイアン』は良い感じなのです。
軟鉄鍛造とは少し違いますが、不愉快な感触を一切感じませんでした。特に、フェースの真芯に当たったときの抜けるような打感は快感でした。
ボールはやや低めの高弾道という感じです。弾道は棒球ではなく、きれいです。少し伸びがある球筋になります。
ボールは少しなら曲げられますが、基本的には『RMX 220 アイアン』が曲がりを吸収してしまうので、ストレート系のボールになります。
『RMX 220 アイアン』の飛距離は、コピー通りで、ミドルアイアンは半番手〜1番手という感じで、ショートアイアンは今までと変わりません。7番アイアンのロフトが29度ですので、ロフト通りと考えると良いと思います。
予想に反して、ボールはグリーン上で止まります。ワンクラブぐらいで止まろうとしてくれます。
『RMX 220 アイアン』で最も驚かされたのは、縦距離のコントロールです。
いわゆる距離感が出せるアイアンなのです。ということは、引き算の結果がちゃんと出るのです。
やさしいアイアンの弱点は、多少のミスでも、フルショットの距離までボールが飛んでしまうことです。
アイアンの距離感は、シビアに打てるゴルファーなら、フルショットを基準に飛ばさないハウツーによって生まれます。『RMX 220 アイアン』は、信じられないくらい距離感が出るのです。
一緒にラウンドしていたゴルフ仲間が、私のピンに絡みまくるショットを見ながら「自分のアイアンでも、そこまで距離が合わないよね?」と驚いていました。
『RMX 220 アイアン』は、本格的なアイアンなのですが、決して難しくはありません。
それなのに、狙い通りに打てるのです。延長して追加で2ラウンドしましたが、最初から最後までピンに絡みまくりました。不思議でした。
マッスルバックのアイアンのようなコントロール性能を何度も感じました。
アドレスしたときに弾道をイメージして打てるアイアンが欲しいゴルファーに、強くオススメします。
構えやすさと安心感は、トップレベルで、ついでにやさしさもあります。
ぶっ飛び系のアイアンを使う飛距離自慢のゴルファーを横目で見ながら、ピンにボールが絡むアイアンショットを打ちたいゴルファーにもオススメです。
『RMX 220 アイアン』を一言で語るなら、最先端のテクノロジーを集結させて、飛ぶことを最優先させなかった余裕のアイアン、です。
ソールの厚みを感じるのは、ロングアイアンをスイープに打つときぐらいで、ラフなどでもかなり抜けも良いので、広い範囲ゴルファーに使ってほしいです。
こういう正統派のイメージを損なわないアイアンが市場にあることはうれしいことです。
2019年は、試打ラウンド中に、購入するなら何番までとか真剣に考えさせられるアイアンが複数ありました。
『RMX 220 アイアン』は、そういう中でもトップ3に最後まで残るアイアンです。
- ヤマハ RMX RMX 220 アイアン N.S.PRO RMX85 シャフト:N.S.PRO RMX85(5本:#6 #7 #8 #9 PW)
- 35,750円ほか
Yahoo!ショッピング
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