新・貧打爆裂レポート『ミズノ GENEM 009 Boa』シューズ

Gridge(グリッジ)

【(c)Gridge】

今回の貧打爆裂レポートは、2019年3月2日に発売されたミズノ『GENEM 009 Boa』シューズです。
いつものようにコースに持ち込んで、ラウンドしました。
フルモデルチェンジとなった9代目の『GENEM』ついて徹底的にテストしました。動画も含めてレポートします。

スコアの安定は足元からということを教えてくれるGENEM!

【(c)Gridge】

『GENEM 009 Boa』は、ミズノのゴルフ部門のフラッグシップモデルのシューズです。
9代目となりますが、最初の年だけ、3種類の展開だったので、年数だと7年目になりました。
『GENEM』は、他のスポーツで知名度と信頼を得て人気になった外国ブランドのシューズに押されて、シェアを落としていた状態に一石を投じた起死回生のブランドです。
ミズノにしかできない日本のゴルファーのための最高のシューズを作ろうというコンセプトで多くのファンを獲得しています。
『GENEM』シリーズ最大の特徴は、「ジャパンラスト」と呼ばれるベースになる足型を2万人のデータから作り上げただけではなく、さらに、すべてのサイズに2E、3E、4Eの足幅が用意されていることです。
日本だけではなく、世界中を見渡しても、そこまでサイズが用意してあるシューズは『GENEM』だけなのです。
自分にピタリと合うサイズがあるだけではなく、シューズとしても最優秀の機能が詰め込まれているのです。
高価格帯のシューズですが、納得して長く使用できれば、コストパフォーマンスは悪くないと思います。
『GENEM 009 Boa』は、フルモデルチェンジしたということで、まずは、ソールが完全に違うものになりました。
前モデルまでは、かなり厚みがあるソールで、かなり固かったのです。
歩くときにだけ、前に向かって折れるようになっていて、これが楽ちんで高評価していましたが、今回のモデルチェンジで、ソールは薄くなって、軽くなりました。
歩くときだけはなく、スイング中でも折れる動きをする部位ができたことで、カチカチの固さを感じなくなりました。
アッパーと呼ぶ足を包み込む素材も最新素材になり、これも柔らかい感触を強めています。
インナーも取り外しができるものになって、踵(かかと)や土踏まずのホールド感を助けています。
フルモデルチェンジしたとで『GENEM 009 Boa』は、歴代最高の履き心地を得ました。
これは、試し履きした瞬間にハッキリとわかります。
僕がゴルフを始めた昭和50年代(1980年頃)は、歩きのゴルフが中心だったことから、初心者でもシューズが一番大事だと言われていました。
乗用カートが普及して、徐々にそういうことはセオリーではなくなりましたが、いわゆる良いゴルフシューズを履いてみれば、誰にでもわかります。
「シューズはすべてのストロークに大きく影響する!」のです。
エトニック、ブリヂストンスポーツ、ミズノ、フットジョイ、アディダスと本革のアッパーにこだわってゴルフシューズを選んで30数年が経ち、もう本革でなくとも良いなぁ、と決断したのは2013年に『GENEM』シリーズを履いてからです。
また、明らかに、『GENEM』シリーズのシューズを履くようになって、ゴルフの内容が良くなりました。
踏ん張りが効くこと、足のホールド感がしっかりしていること、疲れないこと。この3つの点で、『GENEM』シリーズは別次元です。
新しい『GENEM 009 Boa』は、さらにレベルアップしたのです。

1ヤード余計に飛ぶシューズは存在する!

動画を見てください。
『GENEM 009 Boa』は、両足のアウトサイドが踏ん張ります。
この踏ん張りで、何十ヤードも飛んだりする差は出ません。でも、1ヤードは確実に違います。
そして、踏ん張りに慣れてくれば、コントロールの向上につながり、ミスショットも起きづらくなるのです。
ほんの少しでも、積もって重なれば山になることがります。シューズの機能も、直接見えなくとも、積もり積もって結果となって出てくるのです。
よく観察すれば、トッププロは書くまでもありませんが、周囲を見渡してみれば、究極に強いゴルフをする人や名人ゴルファーは例外なくシューズにこだわりを持っています。
ラウンドしてみて、ソールが変わったので、始めは違和感がありましたが、すぐに慣れました。
歩きやすいのがわかりやすい変化で、意外だったのが、カートの運転がしやすくなったことです。
ソールはゴルフシューズの要だと言いますが、面白いです。
『GENEM 009 Boa』は、ショットの際の踏ん張りは健在ですし、初日は1.5ラウンドしても楽ちんでした。
その後、6ラウンド使いました。『GENEM 009 Boa』のアッパー素材は人工皮革ですが、押し型の部分が伸び縮みするからなのか、ドンドン自分の足に合ってきました。
Boaシステムでダイヤル調整するのですが、それすらも、フィット感が増したような気がしたのです。
僕は、生粋の『GENEM』ユーザーですので、ベタ褒めしていますが、諸々を差し引いても、新しい『GENEM 009 Boa』は、今までは少し癖があった『GENEM』を履きやすくして、機能は一切妥協しないゴルフシューズになりました。
すべてのゴルファーに『GENEM 009 Boa』はオススメです。
特に、シューズなんて何でも良いと考えているゴルファーやシューズでゴルフが変わらないと思っているゴルファーには、挑戦してもらいたいと思います。
間違いなく世界一を体感できる点がもう一つあります。ミズノのゴルフシューズの防水性能です。
いろいろなシューズで雨の中でゴルフをしてきましたが、通常の使用であれば、靴の中に水が入ることがないのはミズノのお家芸で、他のメーカーシューズは防水性能ではまったく勝負になりません。
それを試してみる意味でも、『GENEM 009 Boa』をオススメします。
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著者プロフィール

『ゴルフの楽しさをすべての人に』をコンセプトにしたゴルフ情報サイト。 ビギナーゴルファーにも読みやすいマナーやルールの記事や女性ゴルファーに向けたレッスン記事など幅広い情報を発信中。

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