「あぐらで膝が下りない…」硬さのチェック方法と改善のためのストレッチ3つ
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結構多い?ヨガであぐらができずに悩む人
代表的な座法
●パドマーサナ 蓮華座
●シッダーサナ 達人座
あぐらに関わる筋肉3つ
●大臀筋
●中臀筋
これら3つは、すべて骨盤まわりの筋肉です。大臀筋、中臀筋はお尻にある筋肉で、一般的に股関節を開く作用(股関節の外旋)があると言われています。しかしながら、最近の研究により足を上げた状態(股関節の屈曲が90度)では、大臀筋、中臀筋は股関節を開く作用より、むしろ股関節を閉じる作用(股関節の内旋)のほうが強いということがわかりました。よって、大臀筋、中臀筋はあぐらの動作の際に股関節を開く作用(股関節の外旋)を制限する要因になるのです。つまり、お尻の筋肉が硬いとあぐらがやりにくいということになります。
あぐらに必要な筋肉の硬さのチェック方法3つ
長座の姿勢になり、両肘を床につく。片脚を上げ、もう片方の脚を上げた脚の外側へスライドし、内転させる。この時、内転させた脚の膝が上げたほうの脚の骨盤の位置を越えていれば大腿筋膜張筋の柔軟性は十分。もし膝が骨盤の位置を越えられなければ硬いということになる。
1.大腿筋膜張筋の硬さチェック方法内転させた脚の膝が反対側の骨盤の位置を越えられるかを確認する 【Ruei Kimishima】
1の時と同じように、両肘を床についた姿勢から片足の膝を曲げ、反対脚の外側へ倒す。伸ばしているほうの脚の膝のラインを反対脚の膝が越えていれば中臀筋の柔軟性は十分。もし越えられなければ硬いということになる。
2.中臀筋の硬さチェック方法伸ばした脚の膝のラインを、曲げた反対脚の膝が越えられるかを確認する 【Ruri Kimishima】
仰向けになり、片方の脚の膝を曲げ、外側へ開く。この時、骨盤の位置と外側へ開いた膝の位置が同じライン上にあれば、大臀筋の柔軟性は十分。そうでなければ硬いということになる。
3.大臀筋の硬さチェック方法片足の膝を曲げ、外側へ開く。膝と骨盤が同ライン上にくるかどうかを確認する 【Ruri Kimishima】
あぐらのための硬さを解消するストレッチ1.大腿筋膜張筋のストレッチ
大腿筋膜張筋のストレッチ体を真横に向けて、上になっているほうの脚をクロスさせ、床に面している大腿筋膜張筋をストレッチする 【Ruri Kimishima】
2.中臀筋のストレッチ
中臀筋のストレッチ両膝を重ね合わせて座り、上になっているほうの脚の側に体を倒し、下になっているほうの脚の側の中臀筋をストレッチする 【Ruri Kimishima】
3.大臀筋のストレッチ
大臀筋のストレッチ立て膝にした脚の膝にもう片方の脚の外くるぶしをかけ、かけているほうの大臀筋をストレッチする 【Ruri Kimishima】
ストレッチは無理なく行おう
ヨガインストラクター(RYT500)/Rolf institute of strucrural integration 認定ロルファー™/柔道整復師 サッカークラブのトレーナーを経て、整形外科へ勤務。その後アメリカ、コロラド州にてロルファーの認定、インドSivananda Yoga Asham本部にてヨガを学びヨガ指導者となる。医療資格とヨガ、そしてロルフィングを組み合わせた心身両面の安定をコンセプトに浦和姿勢改善Labエクリエンスを設立。痛みの解消、姿勢改善、硬さを解消したい人に向けたプログラムを提供している。HP:https://urawa-shisei-kaizen.com
2017年綿本彰氏に師事。2018年指導者養成講座を修了しヨガインストラクターになる。日常に活かせるヨガをテーマに実践中。現在ピラティス指導者資格のための勉強中。2018年日本ヨーガ瞑想協会講師登録。2019年全米ヨガアライアンスRYT200取得。ヨガスタジオ、ホットヨガスタジオ、スポーツクラブ、公共施設にて指導。
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