自己肯定感を高める「たった1つの行動習慣」

ヨガジャーナルオンライン

【Photo by Debby Hudson on Unsplash】

数ある人間関係の中でずっと続くのは自分自身との人間関係。だからこそ「自分を認めましょう」「自分を肯定しましょう」ってよく耳にするけど果たしてどうやって?そう思っている方に読んで欲しい、自己肯定感を高める「たった1つの行動習慣」をご紹介します。

幸せな毎日を送るためのキーワードは「自己肯定感」

数多くの人間関係の中で生きている私たちは、「周りから認められたい」という願望を常に抱えています。
「自分が周りからどう見られているのか」
そこに付きまとう悩みを抱えている人は本当に多くいるのではないでしょうか。
しかしながら、この「周りからどう見られているのか」「周りから認められたい」という価値観を中心軸に生活していると、安定した幸福感を得ることは難しいでしょう。
何故ならその価値観は他人に委ねられており、他人の評価が変われば容易に私たちの心は乱され、「自分は価値のない人間なんだ」という幻想に苛まれてしまうからです。
幸せな毎日を送るために大切なのは「他人軸」ではなく「自分軸」、そして自分が自分自身を認めてあげる「自己肯定感」なのです。

「自分を認めてあげましょう」ってよく言われるけれど…

ヨガクラス中にもインストラクターに「どんな自分も認めてあげましょう」って言われることが多いと思います。
きっと自分を認めてあげるという行動がいいことは誰もが知っています。でもそれと同時に、その難しさも痛感している人も少なくないのではないでしょうか。
「自分を認めてあげる」
その難しさを感じているのは、きっとどうアプローチしたらいいのかが見えないからです。
今回は心理学的アプローチから「リフレーミング」という方法をご紹介します。

「リフレーミング」とは?

「フレーム(frame)」とは「枠組み」を、そして「リ(re)」とは「再び」を意味します。
「リフレーミング(reframing)」とは、ある物事を捉えるのに使用していた枠組みを取り払い、違う枠組みを与えることを指すのです。
1つの物事も見方を変えると色んな面を持っています。
簡単にいうと「リフレーミング」とは、1つの物事をまた違った方向から見直すことをいうのです。
見方を変えるだけで、そこに付随する私たちの気分や感情は変化します。
例えば「頑固者である」という人への見方があるとします。
この「頑固者」の見方を変えると「自分の信念がしっかりある人」とも捉えることができます。
「頑固者である」という枠組みはネガティブな感情が付きますが、「自分の信念がしっかりある人である」という枠組みが付いてきます。
全ての物事は多面的な性質を持っています。
そのどの面を見るのかによって、私たちの気分や感情をコントロールすることが出来るのです。

「リフレーミング」を取り入れて、自己肯定感を高める

それでは実際に「リフレーミング」を取り入れて、自己肯定感を高める方法をご紹介します。
(1)紙に自分の性格や、自分を表す言葉を思い付くだけ書き出してみます。
例)私は飽きっぽい性格である、私は優しい性格である、など
(2)紙に書き出した項目を改めて読み返し、ネガティブな枠組みの言葉をピックアップします。
(3)ピックアップした言葉をリフレーミングしてポジティブな言葉に切り替えます。
例)私は飽きっぽい性格である→私はフットワークが軽い、決断力・行動力がある
たったこれだけです。
はじめは「リフレーミング」する言葉がすんなりと出てこないかもしれません。しかし実践していくことで、その速さは上がっていきます。慣れてくると、自分自身だけに対してではなく、周りの人に対してや目の前で起こった出来事に対してもすぐに「リフレーミング」することが容易になってきます。

欠点をプラスに変えよう

人はどうしても自分の欠点などに目を向けがちです。その欠点が見えた時が実は自己肯定感を高めるチャンス!
その欠点だと思っているものには他にも見方が必ずあるはずです。
物事の枠組みを変えて、一番身近な存在である自分自身と仲良く幸せに過ごしでいきましょう。
ライター/山下恵
ヨガインストラクター。サービス業に従事する中、知人の勧めでヨガを知る。人生の価値観を変化させていくヨガの力、そして人を繋げていくヨガの力に魅せられヨガ講師へと転身。自身もOdaka Yoga®︎やThaiVedicYogaBodyworkを通して学びを深めながら、今を感じる素晴らしさを伝えている。
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著者プロフィール

世界のヨガ情報を発信するニュースメディア。ボディメイクに役立つポーズや不調を解消するメソッドのほか、ファッション、ヘルシーフード、ヨガを愛する著名人へのインタビューなど、ビューティ&ヘルス系の最旬トピックスを配信します。

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