速く走る第一歩は正しい腕の振り方を身につけること

サカイク

【サカイク編集部】

ヴァンフォーレ甲府のフィジカル・コンディショニングコーチの谷真一郎さんに教えてもらう「スピードアップのための5つのポイント」。今回のテーマは「腕の斜め振り&肘伸ばしの改善」です。走るためには腕の使い方はとっても大事なのです。

タニラダーを使った、速く走るための練習法も動画でご紹介しますのでご覧ください。動きのコツを覚えて、サッカーのプレーや運動会の徒競走などに役立てましょう!

■ポイントは上半身

「速く走るためには、足を速く動かせばいいんでしょう?」

そう思う人も多いかもしれませんが、下半身のスピードを上げるだけでは、速く走れるようにはなりません。

ポイントになるのが、上半身の動きです。中でも「腕の振り」は、足を速く動かすため、そして上半身と下半身のバランスを保つために、重要な役割を果たします。

しかし、最近の子どもたちは「日常生活の中で、舗装された平らな道を歩くことがほとんどなので、腕を振らず、膝から下だけを動かして歩くことが多い」(谷さん)そうです。

「猫背で足を上げず、腕を下にダラッと下ろしたまま歩く姿は、速く走る動作とは対極にあります。走りの場面でありがちなのが、肘が伸びた状態で腕を振る、『でんでん太鼓』のような動きです。肘が伸び切った状態で腕を振るので、大きな力が必要になり、スピードを自ら抑えることになってしまいます」


<重要なポイント>腕の振りは足の回転につながる!
【正しい腕の振り方が速く走るのに重要な理由】
速く走るためにどうして腕の振りが大事なのか、よくありがちな「でんでん太鼓」のように腕を振るとはどういうことなのか。足の回転とどうつながるのかを解説します。
正しい腕の振り方を身につけるために、まずは正しい姿勢の歩行から始めるのが良いそうです。

「最初は肘を伸ばした状態で良いので、腕を大きく振って歩きます。それができるようになったら、肘を曲げて歩いてみましょう。きれいな姿勢、動作で歩くことが、速く走るための第一歩です。そして、肘を曲げて歩けるようになったら、やや前傾姿勢になり、肩から肩甲骨を動かすことを意識して、腕を振って走り出してみましょう」

肘を曲げて肩から肩甲骨を動かすように腕を振ることで、足が前に出しやすくなるというメリットもあります。

「肘の曲げ伸ばしで腕を振るのではなく、肩から肩甲骨を動かして、腕を前後に振るイメージを持つと、うまくできるようになります」

最近の子どもたちの中には、動きがぎこちないロボットのように、右腕と右足、左腕と左足を同時に動かして歩いたり、走る子も多いそうです。それも、「肩からではなく、肘だけを動かして腕を振っていることが原因」とのことです。

速く走るために、まずは正しい腕の振りを覚えるところから始めてみると良いかもしれません。ぜひ試してみてください。

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