6代目『スピーダーエボリューション6』安定したインパクトと飛距離を生むシャフト

GEW(月刊ゴルフ用品界)

【GEW - 月刊ゴルフ用品界】

9月5日、藤倉コンポジットから6代目となる『Speeder EVOLUTION(スピーダーエボリューション)6』が発売された。今回のモデルは『スピーダーエボリューション5』をベースに改良を加え、インパクトの強さを追求するとともに、飛距離性能を向上させた。

新素材として超高弾性炭素繊維平織シート『70tカーボンクロス』を採用。カーボンクロス(平織物)はカーボン繊維間の隙間が少なくズレが極めて少ないため、インパクト時のブレを抑えると同時に飛距離や方向安定性と、インパクト時のエネルギー効率が向上。70tを採用することで打感の向上も見られる。

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そこに、同シリーズのマルチフーププライ積層設計を採用。スイング中のシャフトの潰れを抑制するフープ層を、シャフト内側と外側のそれぞれに積層した2枚構成で、潰れと曲げの強度を向上。シャフトの変形を抑えて、スイングの再現性を高め、しなりを適正に抑えて叩けるシャフトとして完成している。

今回はシリーズ初となる30g台の『351』を追加。ギアの賢者ソクラテス永井延宏プロに試打して頂いた。

6代目『スピーダーエボリューション6』安定したインパクトと飛距離を生むシャフト

ギアの賢者 ソクラテス永井の試打評価

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偶数モデルということで叩けるスピーダーですが、新素材の超高弾性平織カーボンシート「70トンカーボンクロス」という素材を使用しているのが特長ですね。

非常にシャフトの撓み(潰れ)に強い印象があります。その撓みに対する強さが、シャフトの中間剛性を高めている。

動くシャフトという意味でのスピーダーは、先調子やムチのような撓りと表現されますが、それとは少し異なり、『EVO6』は先の「70トンカーボンクロス」でシャフト自体の挙動の安定性を向上させていると思います。

全英女子OP覇者が発売前に使用して、安定した飛距離、方向性がドライバーショットでも見られました。

そうですね。深い重心特性で、シャフトから重心距離が長い大型ヘッドの場合、インパクト時にシャフトに大きな負荷をかけます。

その現代のヘッド事情と中間剛性の強さの相性が抜群です。中間剛性の強さが大型ヘッドの暴れを吸収してくれる。つまり、安定感のあるドライバーショットに繋がります。

飛距離にプラス方向性ランが出る残業頑張るシャフト

『661』(S)の弾道計測結果はどうですか?

先の理由から安定したインパクトで、ミート率は1.51。試打ヘッドが低スピン系ヘッドだったので、スピン量は1850と少し少なめ。

打ち出し角は12.2度と少し低めですが、ヘッドに負けていない証拠。そして何より、スピーダーらしいシャフト全体のスピード感は失われていないので、飛距離と方向性を兼ね備えていますね。

ランも出ていますね。

海外では「ラン」を残業というらしいですが、データでも残業頑張っていますよ(笑)。

スピーダーエボリューション6 661(S)永井プロトラックマン試打データ 【GEW - 月刊ゴルフ用品界】

アマチュアゴルファーなら『569』のSRやRが推奨

『569』(S)はどうですか?

『569』(S)も『661』(S)とほぼ同じ試打データとなりました。中間剛性が作るヘッドの高い操作性が素直にインパクト効率に反映されます。

現代の大型ヘッドの特性を生かして低スピン・強弾道が実現できます。アマチュアは重量的に『569』がメインとなると思います。フレックスSだとしっかり感が出てくるので、HSによっては「SR」や「R」もオススメです。

スピーダーエボリューション6 569(S)永井プロトラックマン試打データ 【GEW - 月刊ゴルフ用品界】

『351』の「R2」なら非力な女性が飛距離を稼げる!

スピーダーエボリューション6 351 永井プロトラックマン試打データ 【GEW - 月刊ゴルフ用品界】

『スピーダーエボリューション6』には30g台の『351』がラインアップして、女性ゴルファーの使用を想定しています。

なるほど。『エアスピーダー』や『ゼロスピーダー』にハードなヘッドを組み合わせると、シニアや女性ゴルファーは、軽く大きな撓りで打ち出し角が増加して、市販クラブでは実現できない飛距離が出ることがあります。

フレックスも「R2」までありますので、女性やシニアの使用も『351』なら現実的ですね。

『351』の印象は?

私のHSには少し軽すぎるので、HSは遅くなりましたが、それでもインパクト効率は1.49と非常に高い。効率の高い飛距離性能といえるでしょう。

安定したインパクトにスピード求める弾道はヘッドで調整

フィッティングする際の注意点はありますか?

重量、フレックスに関わらず、中間剛性の強さが安定したインパクト効率を生み、スピーダーらしいスピード感が共通点です。

なので、求める弾道特性をヘッドのロフト角などでフィッティングすれば、厚い打感でラインを出しながら飛距離を稼げると思います。

【永井延宏プロ】
1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞。
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著者プロフィール

1978年2月創刊のゴルフ産業専門誌「月刊ゴルフ用品界」(GEW)を発行。2000年5月から影響力のあるコアゴルファーを対象にネット情報を発信するウエブサイト「GEW」を立ち上げた。各種業界団体と連携、ゴルフ市場活性化への活動も推進中。

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