【トレイルランニングシューズ レビュー】HOKA ONE ONE 「CHALLENGER ATR 5(チャレンジャー ATR 5)」
【写真提供:トレイルランナー JP】
※リンク先は外部サイトの場合があります
スムーズにスピードアップできる新感覚。新たな境地を開く新厚底シューズ
【写真提供:トレイルランナー JP】
アッパーは前モデル同様、2層構造のメッシュ素材。パリッとした質感ですが足の形状に馴染み、しっかりとしたホールド感を得ることができます。おろしたては少し固く感じるかもしれませんが、少し履いているうちにしなやかになり、より足にフィットしてきます。トウボックスは前モデル同様にゆとりがありますが、足幅が広く、きついと感じる方にはワイドモデルも展開しています(Men’s:Ebony/Black)。
アッパーと繋がれて一体化したタンは若干厚みが増しましたが、それでも一般的には薄い部類でオーバーラップ部分の違和感はありません。シューレースの受けはハト目とレースの2層構造となっています。ヒール部は内蔵のヒールカウンターにプラスして、外側にも補強を新設し、よりガッチリした作りになりました。
(左)2層構造のメッシュアッパーはしっかりしていて耐久性が高い。 (中)外部からの補強が追加され、強化されたヒール部。 (右)下の前モデルと比べて、基本構成は変わりない。 【写真提供:トレイルランナー JP】
スタックハイトもドロップも変わらないので、走行フィーリングも前モデル同様かと思いましたが、実際に走ってみるとかなり変化がありました。これは、アウトソールが大きく変わったことによるものです。具体的には着地時のしっかり感と安定感が高まっています。ラグの形状が変わり、接地面積が大幅に広がったこと。フォアフット部センターのラグのブロックが大きくなったことにより、荷重時の沈み込みが少なくなったこと。これらによりメタロッカージオメトリーによるローリングがよりスムーズに感じられるようになりました。レスポンスも向上したため、ハイスピード時のテンポも良くなっています。また、ミッドソールの幅いっぱいまでラグが張り出したことで接地幅が広くなり、直進安定性も増しています。トレイルでのグリップは、ハードな路面でのスタビリティが良くなっていると感じました。また、新しいアウトソールは耐久性も大幅に向上しています。
(左)シューレースはハト目とレースの二箇所を通す。 (中)大きくしっかりして潰れにくいラグ。 (右)右は前モデル。接地面積が大幅に増えた。 【写真提供:トレイルランナー JP】
【写真提供:トレイルランナー JP】
(チャレンジャー ATR 5)
■価格/¥16,000+税
■展開
Men’s(25.0cm?30.0cm・266g/27cm) ソールスペック:オフセット5mm / ヒール29mm / フォアフット24mm
Women’s(22.0cm?26.0cm・218g/24cm) ソールスペック:オフセット5m / ヒール27mm / フォアフット22mm
■テクノロジー/ Midsole Volume / Meta Rocker Geometry / Active Footframe
■カラー
Men’s:Ebony/Black(WIDEも展開), Nasturdium/Frost Gray Women’s:Medieval Blue/Mallard Green
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ