久保建英の育て方、どうやったら子供をバルサに入れる事ができるのか?
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日本サッカー界の話題の中心に、久保建英(たけふさ)選手(FC東京)がいる。
A代表に初招集された18歳は、9日エルサルバドル戦(仙台)でデビュー。途中出場でゴールはならなかったが、2人抜きのドリブルとシュートのワンプレーで、ファンの目を釘付けにした。その後、コパ・アメリカ(南米選手権)出場のため、ブラジル遠征へ。現地到着後にスペインの名門「レアル・マドリード」から久保の獲得が発表されると、世界的なニュースとなった。
A代表に初招集された18歳は、9日エルサルバドル戦(仙台)でデビュー。途中出場でゴールはならなかったが、2人抜きのドリブルとシュートのワンプレーで、ファンの目を釘付けにした。その後、コパ・アメリカ(南米選手権)出場のため、ブラジル遠征へ。現地到着後にスペインの名門「レアル・マドリード」から久保の獲得が発表されると、世界的なニュースとなった。
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日本次世代エースの経歴は輝かしい。9歳でFCバルセロナの下部組織に入団。中田英寿、本田圭佑らこれまで海外で活躍したどの日本人スターも縁がなかった超ビッグクラブを渡り歩くことになる。
久保のような選手は、どうやって生まれたのか?
ここにきて、父建史(たけふみ)さんが12年に刊行した著書「おれ、バルサに入る〜夢を追いかけるサッカーキッズの育て方」(文藝春秋、税込1260円)が再び注目を集めている。
久保家が取り組んだ幼少期の育成法をまとめたもの。「運動が好きで物事に積極的に取り組む、活発な子にしたい」と考えていた父建史さんのコメントなどから、いつくかのポイントを抜粋した。
・ソファを置かない
赤ちゃんの時から、家のリビングにはソファを置かず、大小さまざまな大きさのボールをいくつも転がしておいた。いつもボールで遊んでいた。
・2歳から350日
サッカーを始めたのが2歳。父が出勤前の早朝に、近所の公園で一緒に親子サッカー。1年のうち350日はボールを蹴っていた。
・練習内容
親子でできるドリル形式でボールを「運ぶ」「止める」をメーンに。具体的には、ボールタッチやコーンドリブル、ワンバウンドリフティング、コーン当て、シュート、浮き球処理、ステップワークなど。言葉で説明は難しいので、大人が見本を見せる。
・ほめるのは当たり前
2歳の子がボールを蹴っているだけでもすごい。たくさんほめる。飽きることもあるが「あと少しがんばろう」と声をかけ、無理にやらせることはしなかった。
・質問攻め
早朝の公園では会話のキャッチボールも。「昨日なにがあった?」「だれと遊んだ?」「なにかつらいことがあった?」など質問。考えて話す習慣をつけるため、繰り返し問いかけるようにした。
・勝たせて終わる
幼少期は何よりサッカーを一緒に楽しむことを重視。最後に1対1の試合をして必ず子どもが勝つようにして終わらせる。「勝つと楽しい」と覚えるように。
・自主保育のグループ
幼稚園にいく前、2歳から自主保育のグループに参加して年上の子たちと交流。遊びの順番も回ってこないため、自分で考えて工夫するようになる。親は手出し口出しをしない。自分たちで遊びを作ったり、問題を解決したりできるように見守る。
・長男だけど次男のように
長男は周りを見て、すぐに行動できないところがある。自分の気持ちをストレートに表現できないことも多い。年上の子たちがいる環境に積極的に連れていき、外部に「お兄ちゃん」をつくった。
・はだしで外あそび
朝から晩まで外あそびをやらせた。足裏の感覚を養うため、はだしで遊ばせる機会を多くした。くつや家が汚くなるのは覚悟。ベビーカーは使わず、歩かせるようにした。
・おもちゃ置かない
家には、おもちゃを極力置かない。小さいうちはテレビもつけない。あえて「居心地の悪い」場所にして、外あそびにいかせた。家は帰って寝るだけくらいのイメージ。
・毎週20冊
毎日、本の読み聞かせをした。家には400冊くらいの絵本があるが、足りなくなって図書館で毎週20冊以上借りるようになった。本を読んでいる時、わからないと、読むのを止めて質問してくるようになる。考える力を身につけ、想像力を働かせ、サッカーでも大事な理解力や判断力、集中力などが読書で磨かれる。
こうした、こだわりの教育方針のもと、運動能力を伸ばし、感性を磨いた久保が「バルセロナに行きたい」と6歳の時に宣言したことが夢への始まりとなる。久保育成術には、サッカーをする子を持つ親だけでなく、子育て世代にとっても興味深い要素が詰まっている。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
久保のような選手は、どうやって生まれたのか?
ここにきて、父建史(たけふみ)さんが12年に刊行した著書「おれ、バルサに入る〜夢を追いかけるサッカーキッズの育て方」(文藝春秋、税込1260円)が再び注目を集めている。
久保家が取り組んだ幼少期の育成法をまとめたもの。「運動が好きで物事に積極的に取り組む、活発な子にしたい」と考えていた父建史さんのコメントなどから、いつくかのポイントを抜粋した。
・ソファを置かない
赤ちゃんの時から、家のリビングにはソファを置かず、大小さまざまな大きさのボールをいくつも転がしておいた。いつもボールで遊んでいた。
・2歳から350日
サッカーを始めたのが2歳。父が出勤前の早朝に、近所の公園で一緒に親子サッカー。1年のうち350日はボールを蹴っていた。
・練習内容
親子でできるドリル形式でボールを「運ぶ」「止める」をメーンに。具体的には、ボールタッチやコーンドリブル、ワンバウンドリフティング、コーン当て、シュート、浮き球処理、ステップワークなど。言葉で説明は難しいので、大人が見本を見せる。
・ほめるのは当たり前
2歳の子がボールを蹴っているだけでもすごい。たくさんほめる。飽きることもあるが「あと少しがんばろう」と声をかけ、無理にやらせることはしなかった。
・質問攻め
早朝の公園では会話のキャッチボールも。「昨日なにがあった?」「だれと遊んだ?」「なにかつらいことがあった?」など質問。考えて話す習慣をつけるため、繰り返し問いかけるようにした。
・勝たせて終わる
幼少期は何よりサッカーを一緒に楽しむことを重視。最後に1対1の試合をして必ず子どもが勝つようにして終わらせる。「勝つと楽しい」と覚えるように。
・自主保育のグループ
幼稚園にいく前、2歳から自主保育のグループに参加して年上の子たちと交流。遊びの順番も回ってこないため、自分で考えて工夫するようになる。親は手出し口出しをしない。自分たちで遊びを作ったり、問題を解決したりできるように見守る。
・長男だけど次男のように
長男は周りを見て、すぐに行動できないところがある。自分の気持ちをストレートに表現できないことも多い。年上の子たちがいる環境に積極的に連れていき、外部に「お兄ちゃん」をつくった。
・はだしで外あそび
朝から晩まで外あそびをやらせた。足裏の感覚を養うため、はだしで遊ばせる機会を多くした。くつや家が汚くなるのは覚悟。ベビーカーは使わず、歩かせるようにした。
・おもちゃ置かない
家には、おもちゃを極力置かない。小さいうちはテレビもつけない。あえて「居心地の悪い」場所にして、外あそびにいかせた。家は帰って寝るだけくらいのイメージ。
・毎週20冊
毎日、本の読み聞かせをした。家には400冊くらいの絵本があるが、足りなくなって図書館で毎週20冊以上借りるようになった。本を読んでいる時、わからないと、読むのを止めて質問してくるようになる。考える力を身につけ、想像力を働かせ、サッカーでも大事な理解力や判断力、集中力などが読書で磨かれる。
こうした、こだわりの教育方針のもと、運動能力を伸ばし、感性を磨いた久保が「バルセロナに行きたい」と6歳の時に宣言したことが夢への始まりとなる。久保育成術には、サッカーをする子を持つ親だけでなく、子育て世代にとっても興味深い要素が詰まっている。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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