勝ちっぷり◎イルヴェントドーロに★6つ 母と祖母が重賞勝ち馬で大化けもあるか?
新馬惜敗の鬱憤を晴らす快勝劇 ミッキーブリランテ
1番人気ミッキーブリランテが2戦目で初勝利(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】
ミッキーブリランテ 牡 馬体重:458kg(±0)
★★★★★★ 6点
騎手:坂井瑠 厩舎:(栗) 矢作
生産:ノーザンファーム
馬主:野田みづき
父:ディープブリランテ
母:エピックラヴ(Dansili)
初戦はダービー馬の全弟ウーリリ(★7つ)にクビ差屈したが、最後は勝ち馬を上回る末脚を見せていた。今回は早めに進出していく積極的な競馬で、楽に抜け出しての完勝。内の窮屈な位置取りだったこともあってか、少し頭を上げるシーンもあったが、全体的にはスムーズなレースぶり。決め手もあり、レースセンスも十分。上のクラスでも素質は通用するだろう。
馬体診断
初戦時からキッチリと仕上がっていたが、それは中2週の今回も変わらず。ボリューム感たっぷりで見栄えのする馬体は弾力性、バネを感じさせ、高い瞬発力が備わっているのが分かる。距離は延びてもOKだが、マイル戦もこなせそうな体付き。まだ上積みの見込めそうなシルエットも、今後に向けて楽しみな材料だ。
血統診断
母はフランスでGIIを勝ち、GIでも2着に好走した実績を持つ。母父DansiliはGI勝ちこそないが、兄弟馬にはGI馬がズラリと並ぶ良血馬。種牡馬として成功を収め、レイルリンクが凱旋門賞を勝ち、ハービンジャーはキングジョージを勝って日本でも種牡馬としてブレイク中。父の産駒の傾向とも合わせると、高いスピードで中距離戦を押し切る競馬のイメージか。
馬券の狙い目→芝の中距離戦が主戦場だが、条件を問わず走れるタイプ。理想はスピードの持続力が問われる展開で、一例として京都新聞杯(京都芝2200m外)など。