快勝プリモシーン、圧勝アーモンドアイ 新たなヒロイン候補のスペックを徹底解析

競馬専門紙「優馬」

ビクトリーロードは桜へ続く アーモンドアイ

牝馬クラシックの主役候補に浮上してきたアーモンドアイ(赤帽)(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

1/8(祝・月) 京都11R シンザン記念(GIII) 芝1600m外
アーモンドアイ 牝 馬体重:464kg(-2)
騎手:戸崎圭 厩舎:(美) 国枝
生産: ノーザンファーム
馬主:シルクレーシング
父:ロードカナロア
母:フサイチパンドラ(サンデーサイレンス)
初勝利時の評価:★★★★★ 5点〔1600万クラス〕

 人気の一角エアアルマスが枠順確定前に取り消したことで、レース前は少し寂しいメンバーに映ったが、それを払拭する走りを見せたのがアーモンドアイだ。牡馬勢を差し置いて1番人気の支持を受けたが、スタートではまさかの出遅れ。2番人気のファストアプローチも同じく出遅れてどよめいたが、2日連続で重賞Vの鞍上・戸崎圭Jは冷静だった。迷わずに大外一気を選択し、1頭だけ次元の違う末脚で圧勝。稍重&スローペースで全体の時計は目立たないが、クラシックを期待せずにはいられない勝ちっぷりだった。

長所
 何より評価すべきポイントはそのフットワーク。大きなトビだが、収縮に優れて回転も速い。単純に言えば「速く走れる」ということだが、瞬発力があって新馬戦の時のように馬群を一瞬で割って来ることもできる。稍重の馬場状態でも、自身のラスト2Fはおそらく11秒フラットに近い数字で走っており、馬場状態も不問というのは心強い。

短所
 デビューからの2戦もそうだったが、スタートにやや不安を残している。11頭立てでペースも緩かった今回は影響が少なかったが、フルゲートの桜花賞を見据えると課題となりそう。また、馬体重が1戦毎に減っている点も気掛かり。気性的な問題か、成長力なのかは不明だが、今後のローテーションが悩ましい所。このまま桜花賞に直行、というのもアリだろう。

オークス 想定単勝オッズ 
(→)1番人気 ラッキーライラック 4.0倍
(→)2番人気 リリーノーブル 5.3倍
(NEW)3番人気 アーモンドアイ 5.5倍
(↓)4番人気 プリモシーン 7.6倍
(↓)5番人気 マウレア 9.4倍


下位人気 ツヅミモン -

 シンザン記念1着のアーモンドアイが3番人気想定でランクイン。父ロードカナロアということでオークスでの評価は控えめだが、それでも上位2頭の支持率を大きく奪う存在となった。同2着のツヅミモンは下位人気まで。

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競馬専門紙「優馬」のスペシャル競馬サイト。トレセンや競馬場という現場で記者やトラックマン達が仕入れてきた生情報を元に、予想記事やコラム記事を掲載しています。さらに、競馬ファンのニーズに対しダイレクトに応えていくようなコンテンツも展開。

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