ソフトBへの挑戦権かけ獅子と鷲が激突 パCSファーストステージの見どころ

ペゲーロ、岡島のバットから得点へ

楽天はペゲーロの驚弾を号砲に得点を積み重ねたい 【写真は共同】

 リーグ1位の得点力とチーム打率を誇る西武。スタメンにペゲーロ、ウィーラー、アマダーと3人の外国人選手が名を連ねる破壊力抜群の楽天。ともに、一度ハマれば手が付けられない打線の対戦成績の詳細は以下の通り。

【西武野手陣・楽天戦の成績】
・森友哉:35打数18安打1本塁打9打点 打率5割1分4厘
・秋山翔吾:98打数38安打3本塁打12打点 打率3割8分8厘
・山川穂高:49打数17安打7本塁打17打点 打率3割4分7厘
・中村剛也:68打数16安打7本塁打14打点 打率2割3分5厘

 7月からスタメンに定着した山川、終盤に怪我から復帰し“打”で圧倒的な存在感を発揮した森ら、楽天戦で好成績を残した野手がそろう。1番打者の秋山が出塁すれば、森や山川、中村が強打で走者をかえすというパターンが目に浮かぶ。容易ではないだろうが、楽天投手陣からすれば、これらのキーマンを抑えておけば好勝負に持ち込めるといったところか。

【楽天野手陣・西武戦の成績】
・ペゲーロ:84打数27安打6本塁打15打点 打率3割2分1厘
・岡島豪郎:53打数17安打0本塁打10打点 打率3割2分1厘

 楽天野手陣で3割を超えるアベレージを残しているのは上記の2選手。ペゲーロは5月27日の西武戦で推定飛距離153.1メートル、打球速度189.5キロの驚愕(きょうがく)満塁弾を放つなど、6本塁打と大活躍。一方の岡島はコツコツと安打を放ち、幾度となく好機を演出する活躍を見せた。直接対決における火力では劣るだけに、両選手のバットで着実に得点を積み重ねたい。

初戦を制したチームが100%突破!?

 西武はCSでも“炎獅子ユニホーム”を再着用することを発表した。レギュラーシーズンで見せた24勝8敗、勝率7割5分という圧倒的な強さ、そして着用時の楽天戦は8戦全勝、ソフトバンク戦においても6戦4勝という縁起のいい勝負服で頂点まで駆け上がれるか。

 一方の楽天は、今季ヤフオクドームで行われたソフトバンク戦で7勝5敗と勝ち越している。苦手としている西武を下し、ファーストステージを突破できれば一気の日本シリーズ進出が見えてくる。則本、岸の二枚看板で強力打線を抑え込みたい。

 過去のパ・リーグのクライマックスシリーズでは、初戦を制したチームが100%の確率でさらに上のステージへと勝ち進んでいる。果たしてどちらに軍配が上がるのか。注目の初戦は14日の13時に戦いの火ぶたが切られる。

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