美女モデル熊江琉唯さんとハーフ挑戦 常夏グアムで自己ベスト2時間を狙え!

内田英利

琉唯さん、いきなりの猛ダッシュに大慌て!

日本からの参加者も、笑顔でスタートラインに! 【写真提供:内田英利】

ファイヤーダンス! 凄い迫力でした。。。 【写真提供:内田英利】

 気温28度、湿度60%……日本でのスタート時の環境とは異なり、高めの気温ではあるものの、タモン湾からの海風が、ランナーの高ぶる気持ちを程よくクールダウンさせるためか、体感温度はさほど高くは感じません。さて、そうこうするうちに日本人参加者1,200名以上(!)を含む、過去最高の4,300名ものランナーが、続々とスタート地点のカラフルなレインボーゲート内に入り、各自でウォーミングアップ……スタートまでの準備に余念がありません。

琉唯さんも緊張気味!? 【写真提供:内田英利】

 ファイヤーダンスで盛り上がり、ユナイテッド・グアムマラソン2017のマスコットエンジェルがランナーを鼓舞し続け、国歌斉唱で心を静めた後、今大会のアンバサダーである“Qちゃん”こと高橋尚子さんの挨拶。

一斉にスタート! 【写真提供:内田英利】

 スタート直前、琉唯さんの表情にも緊張感が。そして、いよいよ、カウントダウン!3・2・1、GO!……ゴールを目指し、ランナーが、スタートゲートを一斉に飛び出して行きました。

スタート直後は、急な上り坂が! 【写真提供:内田英利】

 今回、私が、事前に琉唯さんにアドバイスしたのは、最初の5キロ前後は、スピードを上げず、緩めのジョギングでその日のコンディションを確認しながら走り、5キロからは、ほんの少しだけスピードを上げつつ、上り坂&下り坂で若干スピードの調整を図り、目標のゴールタイム2時間ジャストを目指すというもの。

 ところが、琉唯さん! スタートポジションを最前列に確保したせいか、他のランナーにつられて猛ダッシュ!……きゃぁー! レースの雰囲気に飲まれたからか、全力疾走してしまいました(苦笑)。でも、そこは、スタート直後に待ち構える、急な上り坂が、琉唯さんを助けることに……徐々に、スピードは予定通りのペースに落ち着きました(苦笑)。

エイドステーションは、お水やスポーツドリンクがたくさん!…こまめに取りましょう! 【写真提供:内田英利】

ラスト3kmの坂に大苦戦も根性でゴール!

暗闇の中を、ゴール目指して! 【写真提供:内田英利】

 ユナイテッド・グアムマラソン2017のエイドステーション(給水、軽食が取れる箇所)は、合計15か所。水分補給や栄養補給のチャンスが多いコースという印象です。

 折り返し10km過ぎまでは、ランナーの皆さん、水分とスポーツドリンクをこまめに摂取している様子。琉唯さんも、足に若干の疲労は感じているものの、まだまだ、表情にも余裕があり、元気に暗闇の中を走っていきます。

【写真提供:内田英利】

 そうこうする内に、琉唯さんも、あっという間に折り返し地点に到着! あと半分! と気合を入れて、ランナーの皆さんは、それぞれペースを調整しながら、前半戦を乗り切るべく、ゼーゼーハーハー……息使いにも必死さが伝わってきます。折り返し後も、まだまだ真っ暗なグアム島内。暗闇の中をゴールに向けて走るのも、グアムランならではのワンシーンです。

琉唯さんも折り返し地点を通過! まだまだ、体力にも余裕がありそう。。。 【写真提供:内田英利】

地元の子供達の声援が、疲れた脚を前へと運びます 【写真提供:内田英利】

 沿道では、バンド演奏で盛り上がっていたり、ローカルのボランティアの皆さんが「Keep Going!」と励まし続けてくれたりするのは、とても励みになります。

延々と続く上り坂。。。 【写真提供:内田英利】

 18km過ぎ。ゴールまで残り3辧ユナイテッド・グアムマラソン2017の特徴は、最初の急な上り坂と、最後に待ち構える延々と続く緩やかな上り坂。スタート直後は元気があるので余裕でクリアしていきますが、最後の約3.0kmに渡る上り坂は足が動かず、ランナーの皆さんの“関門”でもあり、これがとてもキツイんだ(泣)。琉唯さんも、初めて、“魔の上り坂”に差し掛かったとたん、徐々にペースダウン。しかも、上り坂になったとたんに、スコールに見舞われる羽目に(泣)。琉唯さんからは、「内田先生! 上り坂って、まだ続くんですかぁ?」と初めて弱気になるシーンも。

スコール後のラストスパート! さぁ、ゴール目指して、下り坂を思いっきり飛ばします! 【写真提供:内田英利】

 でも、ここは流石! 琉唯さん! モデル経験で培われた根性で、足を止めず、「ここは勝負どころ!」と、最後の気力を振り絞って、坂道を駆け上がりました。

琉唯さん、ゴール! スコールにもめげずに、よく頑張りました! 【写真提供:内田英利】

 坂道を登り切った後は、スタート時と違い、下り坂を転がるのみ。ゴールは目の前!……ラストスパートは、ローカルの子供たちの笑顔に出迎えられ、無事、ゴール!

【写真提供:内田英利】

 琉唯さん、ナイスラン! 御苦労様でしたー! 琉唯さんは、見事、自己ベストをクリア(2時間5分47秒)。マラソン初心者は、日本国内のレースよりも格段にタイムが落ちるといわれる中、ランニング歴1年の琉唯さん、エイドステーションでもほぼ歩かず、1キロ6分ペースを切ったタイムでのハーフマラソン激走!は、お見事でした。

琉唯さん、ベストタイム更新!よく頑張りました! 【写真提供:内田英利】

異国でのランデビューにグアムはベストな選択

エイドステーションは、食べ物&飲み物が豊富に! 【写真提供:内田英利】

 琉唯さんの伴走という“お仕事”を無事に終えた私は、レース後のブースで、バナナやリンゴ、プロテインバー、そしてバーベキュー(!)を賞味した後、タモン湾をバックにパチリ! おっ! 虹のお出迎えも!……グアムの透き通った海と、一緒にゴールした仲間の笑顔で、身体と心のクールダウンを楽しみました。

中には、揚げバナナなども。。。 【写真提供:内田英利】

来年のユナイテッド・グアムマラソン2018で、グアムランを満喫しましょう! 【写真提供:内田英利】

 今回参加したユナイテッド・グアムマラソン2017は、日本からたったの3時間半で行ける常夏の楽園で行われる大会。しかも、時差はたったの1時間しかありません。気候も暖か、人々も温かなグアムで、年に一度の“体力測定”でマラソンにチャレンジしてみては如何でしょう? 週末、土日を含めて3泊4日の休暇で大満喫のグアムラン!……エキスポ会場のPICグアムは、マラソン本番の前後も、ウォーターパーク、レストラン、アクティビティが揃っていますから、リゾートホテルとして最高に楽しめますよ。
 ちなみに、42.195kmのフルマラソンはちょっと!いう方にも、今回、私が伴走したハーフマラソン(20.0975 km)や、10kmラン、5kmランもありますから、気軽にグアムでのランニングイベントを楽しむことが出来ます。

 来年2018年4月8日(日)に開催される、ユナイテッド・グアムマラソン2018は、既にWebサイトにて、早割受付がスタートしています(4月17日(月)申込開始)。

【写真提供:内田英利】

 星の形の白砂が彩るビーチ、雄大に広がる青い空、息をのむようなグラデーションの夕日で、心も体もビューティーに!……誰もが笑顔でフィニッシュできる素晴らしい大会です。ランナーの皆さん、異国の地でのランナーデビューに、ユナイテッド・グアムマラソン2018がベストな選択であることは間違いありません。

ローカルの皆さんとの触れ合いも、とても楽しいシーンばかりです! 【写真提供:内田英利】

(写真:ユナイテッド・グアムマラソン広報事務局)

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著者プロフィール

1971年生まれ。茨城県出身。フルマラソン歴15年。ベストタイムは2 時間45 分01 秒。 グアム ココハーフマラソンは、2009年から6年続けて、ツアー参加者のペースメーカーとして出場。 2016年4月、グアムインターナショナルマラソン2016では、近畿日本ツーリスト主催のツアーに、オフィシャル・トレーナーとして帯同。「Yahoo! JAPAN スポーツナビDo!」にて「マラソン初心者のためのコア・トレーニング」を連載中。分かりやすいトレーニングを動画で紹介し好評を得ている。

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