世界遺産、聖地エルサレムマラソンを走る 歴史深き石畳の市街コース…記憶に残るレースに
旧市街の細い石畳の道、丘の上からの美しい眺望
午前6時45分、まずハーフマラソンからスタート。 【写真提供:南井正弘】
ファミリーラン、5km、10km、ハーフマラソン、フルマラソンというすべてのレースのなかで最もスタートの早いのが、筆者がエントリーしたハーフマラソンで6時45分。スタートのコラル(区分け)は徹底されており、出入り口でしっかりとチェックされる。ニール・バルカート エルサレム市長により号砲一発スタート。自分はCのコラルであり、前から3番目なので約3分遅れでスタートラインを越えることができた。事前にアップダウンの激しいコースだという情報は聞いていたし、前日にコースの下見をして何ヶ所も丘というか山を登るのを知っていたので、今回は記録を狙うというよりも記憶に残るレースにするべく走ることに。
この写真を見てわかるように、コースは終始アップダウンが続く。 【写真提供:南井正弘】
【写真提供:南井正弘】
歴史あるエルサレム旧市街を走ることができるのもこのレースの醍醐味 【写真提供:南井正弘】
国際大会を名乗るに相応しい成長
完走メダルはどちらかいうとシンプル。表面は英語表記、裏面はヘブライ語表記だ。 【写真提供:南井正弘】
自らもランナーであるニール・バルカート エルサレム市長も10kmレースに参加。 【写真提供:南井正弘】
今回の同大会にはフルマラソン約2000人、ハーフマラソン約6000人、10kmレース約1万1000人、5kmレース約3000人、ファミリーランに約6000人と、3万人近いランナーが参加。そのうち3500人は海外70ヶ国から訪れたランナーであり、2010年に行われた第1回大会の全参加者が約1万人、海外からのランナーが300人という数字からすると大きな変化であり、同大会はインターナショナル エルサレムマラソンと名乗るのに相応しい国際的なランニングイベントへと成長したのである。
ファミリーランには約6000人が参加。 【写真提供:南井正弘】