日本の米国行きを阻む強豪たち WBC2次ラウンドE組の見どころ
日本が強豪ひしめく2次ラウンドを突破するには投手力が生命線となる 【写真は共同】
A組では日本最大のライバルと目されていた韓国が敗退し、世界ランキング41位で初出場のイスラエルが1位通過と、予想だにしない展開となった。2次ラウンドでもイスラエル旋風が巻き起こるのか。日本はアメリカ行きの切符を手にすることはできるのか。その見どころは!?
E組戦力分析
2次ラウンドE組の戦力分析(10段階評価/データ提供:世界の野球) 【スポーツナビ】
モチベーション高いイスラエル
1次ラウンドA組を3連勝で通過したイスラエル。2次ラウンドも怖い存在だ 【Photo by Chung Sung-Jun/Getty Images】
ユダヤ系選手で構成されていると聞くと寄せ集めのような印象を抱いてしまいがちだが、彼らにとっての「祖国」であるイスラエルへの思いは強く、同じユダヤ教徒として結束力は高い。特に開催国として初戦で戦った韓国は、野球界では聞きなれない国名のチームと戦う重圧と、実際に相対した戦力とのギャップに苦しんでいた印象で、同様にホームで戦う日本にとっても難しい戦いを強いられるだろう。「メジャーリーガー未満のマイナーリーガー」の集団が高いモチベーションで戦うチームの怖さをこのラウンドでも見せてくれるはずだ。
投手陣の頑張りが重要なオランダ
日本でもおなじみのバンデンハーク以外の投手力がカギを握るオランダ 【Photo by Chung Sung-Jun/Getty Images】
国内組の投手は4年前より確実に底上げされており、前回大会で大量失点を許した日本戦はそれを証明する絶好の機会と言っていい。昨年11月の強化試合からも選手は入れ替わっており、バンデンハーク以外ならいつでも大量点が奪えるようなイメージだけはしない方がいいかもしれない。
日本は生命線の投手力が機能するか
打線活発なキューバは4番手
E組の中で4番手として位置付けられるキューバだが、1次ラウンド2本塁打のデスパイネを中心とした強力打線は侮れない 【Photo by Matt Roberts/Getty Images】
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