日本の初戦がプール全体の行方を左右 WBC1次ラウンドB組の見どころ
初戦の出来がカギを握りそうな日本。小久保裕紀監督の采配に注目だ 【写真:長田洋平/アフロスポーツ】
B組戦力分析
1次ラウンドB組の戦力分析(10段階評価/データ提供:世界の野球) 【スポーツナビ】
戦力と勝ち抜けはイコールではない!?
09年の第2回大会の初戦は格下の中国にわずか5安打4得点、前回大会はブラジルに常に先行を許す苦しい試合展開だった。試合勘や独特の緊張感、コンディションといったものに左右されやすいWBCの立ち上がりの戦いだが、そこを実力差のある相手と戦うことでカバーしてきた側面があったことを指摘する声は少ない。
今回最初に当たるキューバ、オーストラリアはウインターシーズンをメインにプレーしている選手で構成されるため、1次ラウンドで対戦する時点では日本より仕上がっていると考えるべきだろう。ちぐはぐな戦いをしているうちに受け身になり、一気にこの両国に飲み込まれる可能性は決してあり得ない話ではない。
キューバと豪州は並列と見るべきか
キューバの主砲・デスパイネ 【写真:長田洋平/アフロスポーツ】
モイランは昨年のWBC予選でもオーストラリア代表に名を連ねていた 【Getty Images】
キューバの近年の低迷やオーストラリアがメジャーリーガーの招集に成功している点を踏まえると、この両国は並列に近い力関係かもしれない。
中国もアップセットを狙うが…
メジャー通算82勝を誇るブルース・チェン 【写真:ロイター/アフロ】
順当にいけば日本が1位通過、そこにキューバかオーストラリアが続くと見られる構図だが、戦力の違いがそのまま結果に反映されない点が国際大会の面白さでもある。特に日本がどういう状態で初戦のキューバ戦を迎えるかは、このプール全体を占う大事な一戦になってくるだろう。
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