東京マラソン、自己ベスト狙いたい方へ 中野ジェームズ修一さんがアドバイス!

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お尻や腰が痛くなっても座り込まないでストレッチ

 レース終盤になってくると、どうしても体に張りや痛みが出てくるもの。そんな時は立ったまま、簡単なストレッチをして対処しましょう。



 疲れた時に座り込んだり、屈伸をして沿道に座ってしまうと、また走り出そうとした時に力が入らなくなってしまいます。立ったままのストレッチをして、張っているところを少しほぐすようにしましょう。

 またレースを走り終えたら、ストレッチよりも効果的なのはアイシング。「(レース後は)筋肉が炎症しているので、アイシングが重要です。すぐに氷が準備できないのであれば、家に帰ってからでも大丈夫ですので、一番張りがあった部分、痛みがあった部分に、ビニール袋に氷を入れたものを当てて、しっかり圧迫するようにして巻くといいでしょう」とのこと。筋肉が過剰に炎症しているので、それを沈めることがケガの予防、疲労回復にも役立ちます。

 最後に東京マラソンに挑戦するランナーの皆さんに中野さんからのメッセージです。
「体幹が安定すれば、走るフォームも良くなります。普段から走っていても、何もしないで帰ってお風呂に入り、ビールを飲んで眠るという方たちも、もっとケアをすれば、体がもっと楽になると思います。健康のために走っているのに、体が痛くなるというのは、おかしな話で、楽に走れるようになるといいですよね。
 あとは一般ランナーの方によく言うのは『ウィークポイントはどこですか?』ということ。レースを走り終えた時に、足が動かなくなったのか、息が続かなかったのか、それとも股関節や膝が痛くなってしまったのか。そこを次回の大会までにクリアしなかったら、同じ結果になってしまいます。そこを見極めて、強くなるようにトレーニングしていきましょう。
 今回の東京マラソンであなたのランが終わるわけでなく、これからも続いていくはず。ですので、まずはウィークポイントがどこなのかを探してみて下さい。そして次回の大会に向けて、改善するための努力をしたら、ただ単に走るよりも確実にタイムは上がりますよ」

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習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

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