ドゥラメンテは3位、武豊キタサンは? 各馬の状態マルわかり宝塚調教BEST5

競馬専門紙「優馬」

第3位 ドゥラメンテ

ドゥラメンテ(右)は同じく宝塚記念に出走するサトノクラウン(左)と併せ馬で最終追い(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

9)ドゥラメンテ
牡4 (美)堀宣行
[好気配]助手22日南W稍
69.9 - 54.7 - 40.1 - 12.5 (7)G強併入
○…1週前の動きが切れ味抜群。仕上がりに抜かりなし
気配…8 動き…9

3週続けてサトノクラウンとの併せ馬を消化。今週は長距離輸送を考慮した内容だったが、1週前追い切りではサトノクラウンを追走し、切れ味鋭く先着。強さを感じさせる走りは流石ダービー馬といったところか。ドバイ遠征明けになるが、堀厩舎の入念な調整によってレースへ向けて万全の仕上がり。

堀調教師「精神面に課題がある馬で、落鉄もその辺りが影響したと思います。帰厩後は十分に休養を取って慎重に調整を進めてきました。この馬の力を出し切ってくれれば、の気持ちです」

パドックここをCHECK→長距離輸送直後の競馬は初めて。馬体重の増減よりもイレ込みの有無に細心の注意を払いたい

第2位 トーホウジャッカル

復活を懸けるトーホウジャッカルの状態は前走よりさらにUP(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

11)トーホウジャッカル
牡5 (栗)谷潔
[好気配]酒井22日栗坂重(1回)
52.8 - 38.6 - 24.9 - 12.2 G前追う
○…ここにきて鋭さが出て上昇を示す
気配…8 動き…8

スラリと伸びた脚を大きく使って鋭い動きで登坂。叩き2戦目でもまだ動きの重かった前走とは見違える動き。菊花賞以来ともいえる順調な臨戦過程で、動き自体も当時のソレと同等と言っても良いだろう。前走からの上昇度を考えれば逆転の可能性もありそうだ。

谷調教師「前走は内を通った馬に有利な馬場傾向で、外目を回って追い上げたのはこの馬だけだった。あの5着は評価していいと思うよ。超一流馬達が揃ったけど、昨年以上の走りを期待したい」

パドックここをCHECK→馬体は前走くらいでOK。ちょっとチャカつき気味のパドックだったので、もう少し落ち着きが欲しいところ

第1位 キタサンブラック

GI3勝目を狙うキタサンブラック(奥)の状態の良さは特筆モノ(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

3)キタサンブラック
牡4 (栗)清水久詞
[好気配]黒岩22日栗CW重
(6)82.1 - 67.4 - 52.7 - 38.0 - 12.0 (8)馬也併入
◎…馬体の充実目立ち絶好調キープ
気配…9 動き…8

最終追いは馬なりで併入と、一見すると目立たないように映るが、ラスト1Fは12秒0で、力強さと軽快さを兼ね揃えたレベルの高い走り。前走時は馬なりで遅れていたが勝ち切ったように、レースぶりと同様、自分のペースで走れているかどうかが最大のポイント。馬体の充実度と終いのシャープさは特筆モノで、GI3勝目に最も近いのはこの馬。

清水久師「相手関係だけ。そう思って力を出せることだけを考えて調整してきた。距離も阪神も心配がないし、鞍上は経験と実績が違う。いつもと同じ気持ちで送り出せることが何よりだ」

パドックここをCHECK→前走時が524キロで最終追い切り後の計測が538キロ。馬体重の大幅増は歓迎できない。首を使って後肢のスナップが軽やかならいつも通り好勝負

※次ページは宝塚記念出走予定17頭の調教時計・評価

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著者プロフィール

競馬専門紙「優馬」のスペシャル競馬サイト。トレセンや競馬場という現場で記者やトラックマン達が仕入れてきた生情報を元に、予想記事やコラム記事を掲載しています。さらに、競馬ファンのニーズに対しダイレクトに応えていくようなコンテンツも展開。

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