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食べて、走って、仮装して！　「東北風土マラソン」を味わい尽くす

三河賢文 2016年5月25日 7:00

前日はリレーマラソンを開催

【三河賢文】

　ゼッケンは事前送付のため、特に受付は行われません。参加賞の引き換えは前日・当日の両方で可能。しかし前日も、会場は盛り上がりを見せていました。その理由は……

【三河賢文】

　ハーフマラソン・フルマラソンに先駆けて、前日にはリレーマラソンが開催！　仲間と襷を繋ぐリレーマラソン、個人レースとはまた違った楽しみがありますね。

　記録を狙うチームもあれば、皆でお揃いの仮装に身を包んだファンランナーの姿も。天気にも恵まれ、皆さん思い思いの楽しみ方で、マラソンを楽しんでいるようでした。「東北日本酒フェスティバル」「登米フードフェスティバル」も前日から開催されていたので、マラソン出場者の中にも観戦がてら前日から訪れた方がいらっしゃったのではないでしょうか。もしかしたら、リレーマラソンと個人レースの両方に出場した……なんていう強者もいたかもしれません。

コース上で食べられるグルメの数々

【三河賢文】

　東北風土マラソンといえば、コース上に設けられた“給食所”で振る舞われるご当地グルメが大人気。テントには大勢のランナーが集まっていました。ここで、実際に食べられるグルメの一部をご紹介しましょう。

【三河賢文】

　甘辛いタレが美味しい「金のさんま」。一口サイズに切り分けられており、そのまま骨まで食べられます。

【三河賢文】

　宮城県南三陸町産の「シャキシャキめかぶ」。程よく冷やされており、歯ごたえある触感が最高です。

【三河賢文】

　宮城県の郷土料理「はっと汁」。ツルッとした“はっと”が良いエネルギー補給になります。

　優しい味わいの「ふかひれスープ」。宮城県の気仙沼は、ふかひれの生産量で日本一らしいですよ。

　この他にも「ホタテ」「ステーキ」「餃子」「ソーセージ」などをはじめ、「ゼリー」「マドレーヌ」などのスイーツまで豊富。しかもフルマラソンは同じコースを2周しますが、2周目になると食べ物が入れ替わるという徹底ぶりです。全てのグルメを堪能したい方は、フルマラソンの出場がオススメです。

起伏に富んだ自然豊かなコース

【三河賢文】

　ファンランレースではありながらも、コースは起伏に富み、なかなか走りごたえがありました。長沼の周りをハーフマラソンは1周、フルマラソンは2周走ります。

【三河賢文】

　コースは綺麗に舗装されており、視界が開けた場所では長沼が目の前に広がります。その景色は非常に清々しく、気持よく走ることができるでしょう。

【三河賢文】

　緑に囲まれ、木々や花々を眺めながら走れるのもコースの魅力。大会当日は気温が高めだったため、涼しい木陰はなおさら気持ちよく感じました。色鮮やかな花は、見ているだけで心癒されます。

　本大会は仮装ランナーも多いのですが、皆さんそれぞれにコースを楽しんでいたようです。仲間同士で会話しながら走る姿もあり、満足度の高い大会となったのではないでしょうか。

走った後もグルメを満喫

【三河賢文】

　東北風土マラソンは“走って終わり”ではありません。同会場では美味しいご当地グルメやお酒を楽しむことができるフェスティバルも開催。走り終え、そのまま会場内を見て回るランナーは多かったようです。

【三河賢文】

　完走者には、東北の美味しい日本酒を5杯まで無料で楽しめる“利酒券”が配られます。もちろん私も、きっちり5杯飲ませて頂きました。走り終えた後のビール！……も良いですが、日本酒もなかなか。

　フェスティバル会場は、もはやランナーにとって打ち上げ場所のようになっていました。これだけ美味しい食を楽しめるのですから、お店に行く必要なんてありませんね。もちろん応援に訪れた家族・友人も、走っている間に飽きることがありません。そのため、会場には家族連れで訪れた方も多かったのではないでしょうか。

　美味しい食、そして豊かな自然に囲まれたコース。さらには“仮装歓迎”のお祭りムードまで味わえる「東北風土マラソン」。興味を持たれた方は、ぜひ来年の出走レース候補に加えておいてください。きっと、さらにグレードアップした大会を楽しめることでしょう。

「東北風土マラソン＆フェスティバル」公式サイト

※リンク先は外部サイトの場合があります

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著者プロフィール

三河賢文

中学生の頃から陸上競技を始め、大学では十種競技選手として活動。引退後、約７年のブランクを経て２０１１年６月よりランニングを開始。同年にハーフマラソン、フルマラソン、翌年には１００ｋｍのウルトラマラソンやトライアスロン（オリンピック・ディスタンス）も完走。沖縄本島１周マラソンなどを始め、今では“超長距離”レースにも数多く出場している。また“トウモロコシ”や“アザラシ帽子“をトレードマークに、仮装マラソンも楽しむ。ランニングブログも不定期更新中。趣味と過去の経験を活かし、現在は東京都葛飾区内にある中学校の陸上部にて、外部コーチとして指導も行っている