ずっと忘れない、パラグライダー体験 やぎともこのボディ・ドライブ in ジャパン(最終回)

やぎともこ

【やぎともこ】

 飛行時間は約8分。舵は先生(パイロット)が取ってくれます。右の取手を引くと右へ、左の取手を引くと左へ。緩やかに方向転換しながら地平線を眺めます。時速約30km程、吊り紐にぶら下がり、ピューピューと風に揺さぶられてジェットコースターのような感じ。ああ、子供の頃、こんなシチュエーションで空を飛ぶ夢を見ました……。身体に触れる空気(風)がズッシリとしています。夢じゃなくて、本当に飛んでいるのですものね。

【やぎともこ】

 スクールでは二人乗りのフライトの他にも、緩やかな斜面で2〜3m程浮いてみるという初心者用のコースもあり、参加していた小学生の男の子が見事フワリと浮いていました。「こわくなかった?」と聞いてみると、こわくなかったそうです。スゴイネー!

【やぎともこ】

 いつ時も風が要で、たくさん向かい風が吹いているような日であればそんなに走らずとも、2、3歩トコトコと歩いただけで浮いちゃうみたいですよ。オー、グレート・ネイチャー! なにはともあれ、やぎは山頂での飛び立つ数秒間をきっとずっとずっと忘れないと思います。

 というわけで、最終回の最後は『ニルスの不思議な旅』の替え歌でお別れしたいと思います。皆様、お付き合いどうもありがとうございました。またどこかでお会いできますことを期待して。

Oh, Come on, Nils 旅をつづけよう 仲間たちと一緒に
最終回は寂しいけど みんなと地球の上さ

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著者プロフィール

イラストレーター、デジタルペインター。趣味は真夜中の鍋磨きと引き出しの中の整理

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