手軽なスポーツ吹矢で健康に やぎともこのボディ・ドライブ in ジャパン

やぎともこ

【やぎともこ】

【やぎともこ】

負けても泣かずに 笛を吹け〜
ピーヒョロ ケロケロ ピーヒョロロン♪
ピーヒョロ ケロケロ ピけろっこデメタンーヒョロロン♪
ほ〜らほら ラナタンが と〜んでくる〜♪

 アニメ『けろっこデメタン』(1973)のオープニングメロディーでキーを打たせていただきます。イラストレーターのやぎともこです、こんばんは。

 さて、今回やぎは息を使って的に向かって矢を放つ、「スポーツ吹矢」を体験してきました。スポーツ吹矢は98年に日本でつくられた年齢問わず楽しめる健康スポーツ。その呼吸法は、胸式と腹式を使って強い呼吸をすることが特徴です。

【やぎともこ】

 体験場所は東京・銀座にある、スポーツ吹矢直営教室。こちらはビルの一室を使った練習場で、特に着替える必要もなく、通勤着(ヒールでもOK)でも手軽に行えるのが魅力のひとつです。

 吹く筒の長さは120cmと、長い! まずこの長さに驚きましたが、吹いてみると、この長さがあることでに矢が脇にそれず、まっすぐ前方向に飛ぶんだなと思いました(右や左へ飛びやすいと、数人で並んで吹く時に危ないですものね!)。そして矢はセロファン状のものでできた細長い円錐の形をしています。持つと1円玉より軽く、わずか0.89gととっても軽いんですが、先端には小さいピンのような金属がついていて、吹くと時速100キロ以上のスピードで飛ぶそうです(時速100キロ!)。

【やぎともこ】

 さっそく先生の指導の元、実際に吹いてみます。初心者は的より5mの距離からスタートです。はじめに的に向かって一礼をして、両腕で筒を高く上げながら息を吸い、筒を下げながら長〜く息を吐いたら、筒を的に向けながら鼻から息を吸って、短く一気にフッ!と吹きます。

 スパッ!! なんとか的の紙の上に刺さりました!!

【やぎともこ】

 的の大きさは一辺30cmほどで小さいのですが、刺さるものですね! 初めての人でも、おおかたうまく刺さるようですよ。やり方も一度ちゃんと教われば、特別難しいことはなく簡単です。5本吹いたら1ラウンド。終わったら一礼をします。

 息を吹く時にタイミングが合わず、フゥ〜っと吹いてしまうと矢が的まで届かず、そのままヒュウっとと床に向かって落ちてしまうので、勢いよく短く一気にフッ!!と吹くのがポイントだそうです。腹式呼吸は発声練習のスタッカートの要領ですね。さらに筒の持ち方などアドバイスをもらいながら何本か吹いてみますと、オオ! 的の中心にどんどん近付いてきたではないですか!

【やぎともこ】

 競技で点数を競う時には、うまく吹こう、うまく吹こうと意識しすぎると、息のタイミングがずれてしまったりと、急に吹けなくなりそうな感じ。ルールは難しくないですが、なかなかに繊細そうです。そこはいかに雑念を取り除くかがポイントとのこと。

 大きく動作をつけながら吸って吐いてを繰り返し、身体中に酸素が巡ったようです。45分間の体験が終わった後には、なんだか頭がすっきりとした感じがありました(ヨガみたいな感触)。うーむ、いかに普段の自分の呼吸が浅いかを実感しますねえ。ちなみに銀座教室の練習場のBGMで胡弓の音楽が流れていたのですが、これがまた、ゆっーたりとしていて、深い呼吸にピッタリでした。

 的と筒と矢があればどこでも設置できる、手軽さもよいですね。全国大会や段級位認定試験もあるそうですので、何か新しいことにチャレンジしたい方にもオススメです。
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著者プロフィール

イラストレーター、デジタルペインター。趣味は真夜中の鍋磨きと引き出しの中の整理

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