ささみと押し麦のさっぱり塩レモンスープ 体が喜ぶ22時スープ(5)
味付けの引き出しを増やそう
ナンプラーはタイ料理というイメージがあると思いますが、意外と何にでも合うんですよ。ナンプラーは魚醤(ぎょしょう)とも呼ばれ、小魚を塩漬け発行させたものです。分解すると魚と塩ですので、大豆と塩からできている醤油と「たんぱく質」+「塩」という意味では似ています。ベトナム料理のニョクナムも同じですね。
ナンプラーは使う機会が限られ残ってしまうという方は、醤油と同じような使い方ができるんだ、と柔軟に考えて、いろいろな食材に試していただいてもいいかもしれません。
塩レモンは万能な調味料
【村山彩】
レモンはどうしても余りがちですので、簡単に作れて保存のきく塩レモンはとても便利です。塩+酸味ですので、塩の感覚で使っていただくと意外と活用範囲が広いですよ。鶏のソテーなどの炒め物、冷奴に乗せる、きゅうりと和える、カルパッチョ、パスタ、ピラフ、塩むすびの感覚でご飯に乗せるだけ……。積極的に試してみていただければと思います。
カラフル野菜で目でも楽しむ
【Getty Images】
野菜はズッキーニ、パプリカ、トマトと旬のものを。食べ物は味覚だけでなく、五感を喜ばせて食べるほうが美味しいと思います。夜帰ってきて元気になるように、緑、黄色、赤と3色、カラフルな色のものを選びました。ビタミンCの含有量が豊富な野菜なので、スープにすると栄養がそのまま摂れますね。
今回のスープで使用した塩レモンは疲労回復効果のあるクエン酸が含まれていますし、ナンプラーも塩レモンもさっぱりしていて、汗をかいて失われる塩分を簡単に摂取できるので、この季節に嬉しい調味料です。ぜひ、活用してみてください。