初心者がゴルフを楽しむ5つのポイント 「松原渓のスポーツ百景」
最初の頃は一緒にプレーする人のコースを横切って芝目を荒らしてしまったり、次の人を待たせるのが申し訳ないと思ってグリーンの上を走ってしまったり(グリーンを痛めるため、走るのは厳禁)。やることが裏目に出て、怒られ……。結局、マナーのことや人の目ばかりを気にして、プレーを楽しむどころか、終わる時には違う意味で疲れていた。それでも何回か行ってみて、ようやくプレーに集中できるようになり、ゴルフの面白さも分かるようになってきた。
(1)ゴルフコース選びから気合いを入れる
(2)お互いのペースを尊重できる人と一緒に回る
競技志向の人はペースを乱されることがストレスにもなるだろう。一方、そうした相手のストレスや場の空気感に気を遣いながら回ると、間違いなく自分のプレーにも影響する。そういう意味で、「メンタルに結果が大きく左右されるスポーツ」と言われる理由もよく分かる。
でも、80台のスコアで回るような超上級者でも、うまくペースを考えてくれたり、会話を楽しむことで一緒に楽しく回れたこともある。ゴルフは一緒に行く人と過ごす時間の密度が、他のスポーツに比べて圧倒的に濃い。カートに乗っている間も会話を楽しめるし、上達のためのアドバイスをレクチャーしてもらえたり、仕事や趣味など共通の話題などでも盛り上がることができる。だからこそ、相性は本当に大事だと思った。
(3)マナーも楽しむ
また、自分の番が回って来た時に、素振りをして、頭で最高のショットをイメージして……と、じっくりやっていると打つまでに時間がかかり、次の人に迷惑をかけてしまうこともあった。かといって、慌てて打ってミスをするのももったいない。そういった集中力の高め方やメンタルの鍛え方など、ゴルフから学ぶことは多い。
(4)早朝のドライブ、芝生の匂い……ゴルフのさまざまな要素を楽しむ
(5)上達した!と思える瞬間や発見を大切にする
私の場合は、頭でっかちになって身体に余計な力が入ると大抵空振りしてしまう。一方で、どんなホールでも1打目は、比較的良いショットが打てることが分かった。ドライバーで思いっきり振れる第一打は、何も考えずに打てるのが良いのかもしれない。そんな傾向を知り、自分のクセや良さを発見しながら、徐々に良い時のショットを増やしていきたいと思っている。