ノルディックウォーキングでリベンジ! やぎともこのボディ・ドライブ in ジャパン

やぎともこ

【やぎともこ】

 ノルディックウォーキングは、ポールで自分の身体より「後方の」地面を押し、その力で(自然と)前に進むという、独特のウォーキング方法。“後方の地面をポールで押す”というのがポイントです。初心者用のレクチャーを受けたのですが、アレッ 思ったより難しい……!? 動きを頭で考え過ぎて、同じ手と脚が出てしまったり。

 ポールの役割は、自分の脚とポール2本での「4点駆動」させるためのものだそうです。「……4点駆動って??」先生のお手本フォームなどを見つつ、しばらくの間 ハテ?ハテ?ハテ?と試していると、ある瞬間にようやく押し出すタイミングが分かりました。

【やぎともこ】

 タイミングが分かったとたん、進む〜進むよ〜どんどん(歩きが)進む!! ビックリするくらい進みます。これは今まで知らなかった感覚です。自分自身が歩いているので乗り物……ではないんですが、乗り物感覚っていうんでしょうか。オールを漕ぐと前に進む、ボートを漕いでいるような感じ。グン、グン、グン。グン、グン、グンと手の振りを大きくしますと、もう、と〜〜まらない〜。楽しい!!

 ポールの存在によって気づく新鮮な感覚があり、これは歩くダイナミズム。新しい「歩き」に新鮮な感動を覚えてしまいました。このまま、どこまでもどこまでも歩いていけそう。というか、“歩いていきたい”、そんな感じ。

 通常のウォーキングよりカロリー消費量が2割増しの有酸素運動ができるという「ノルディックウォーキング」。ポールの着地点を後方でなく身体の前面に着く「ポールウォーキング」という、より運動強度が緩やかなスタイルもあり、そちらは歩行機能の促進やリハビリなどにも効果的とのこと。うーむ、2本の棒で、多様に広がる世界があります。なにより屋外を自分の脚で歩く、というシンプルな開放感がいいですね。

【やぎともこ】

 2時間ほどの体験が終わり、駅まで歩いて帰る途中、思わずポールが手になくなったのが寂しく、私も自分のポールが欲しくなってしまいました。山道、高原、いろんなところをズンズン歩いたら楽しいだろうなあ。また、是非、やってみたい。「杉並ポール歩きの会」の皆さん、いろいろとお話を聞かせてくださってありがとうございました。というわけで、「ノルディックウォーキング」、かなりオススメのエクササイズです。
※ボディ・ドライブとは:
自分の身体を運転すること。また、自分の身体を感じてみること。やぎともこが夜中に勝手に創作

2/2ページ

著者プロフィール

イラストレーター、デジタルペインター。趣味は真夜中の鍋磨きと引き出しの中の整理

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント