ラグビー日本代表、W杯イヤーがスタート 「勝てる可能性を増やすことは全部やる」

構成:スポーツナビ

7人制の大会への一次候補選手の参加について

昨年の東京セブンズでも活躍した福岡堅樹(右) 【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】

「セブンズのコーチングスタッフとよく話をして、2人を続けて見ていきたいということでした。福岡堅樹(筑波大)と藤田慶和(早稲田大)です。彼らは今季は怪我もあってそれほどラグビーをしていません。そしてスピードをもっともっと上げていく必要があります。そういう意味では彼らがセブンズでスピードを上げてくるのはW杯に向けても良いことだと考えています。

 この2人はわれわれにとっても本当に大事な選手です。左右のウイングとして日本代表の要になっていくと思います」

4月19〜23日のイングランド視察について

「W杯でもっとも大事なことのひとつは選手がくつろげて、自分たちの周囲の環境を理解できるかどうかです。その理解を深めるために選手をイングランドに連れて行きます。ホテルや練習施設に慣れるためです。
 長く滞在するウォーリックは『ノー・街』です(笑)。そうした状況に選手が慣れることはとても大切なことです。

 私はW杯の試合会場も歩きました。実際に立ってみると風を感じて、試合当日の様子がイメージできます。4万3000人の満員のスタジアムで、大半は南アフリカのファンかもしれません。選手がそういったイメージを持ってスタジアムを見ておくことは重要です。

 それが勝つことに直接つながらないとしても、勝てる可能性を増やせることは全部やりたいと思います」

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