年末年始の不摂生を整える餅入り汁 食欲コンサルタントの健康レシピ

村山彩

【村山彩】

 こんにちは。食欲コンサルタントの村山彩です。あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。

年末年始はいかがお過ごしでしたか。食と運動に関するお悩み相談の第11回は、忘年会、クリスマス、お正月と飲んで食べる機会がぎゅっと詰まった年末年始の不摂生を整えるレシピです。

 今回は「正月太りを解消したい」「年末年始に食べ過ぎて胃腸がもたれている」といったお悩みです。よく分かります。多くの方がこの時期は日常とは異なる飲食量・内容になりがちですよね。

 わたしもこの仕事につくまでは、年末年始を免罪符に暴飲暴食を重ねていました。そして、体重を計り驚き……極端に摂取カロリーを減らすダイエットをする……。

 胃腸を休めるという意味でいうと、極端に摂取カロリーを減らす方法が有効な時もあるかと思いますが、新しい年の立ち上がり、仕事も運動も頑張ろうという時に力が入りません。食べないという選択ではなく、何をどう食べるかが大切になってきます。

 カロリーはあくまでもその食べ物が持つ熱量を表した数値であり、1つの参考ではありますが、大切なのは身体の中に入った後、その食べ物がどうなるか、にあります。必要なものは自分のエネルギーとなり、不要なものは排出される、いわゆるスムーズな消化・吸収・代謝を意識していきましょう。そんな今回のレシピは、「胃腸に優しい大根おろしたっぷりの餅入り汁」です。

胃腸に優しい大根おろしたっぷりの餅入り汁

【Getty Images】

【材料】(1人分)
餅:1個
絹豆腐:70g
大根おろし:100g
小松菜:1株
長ねぎ:5cm
桜えび:適量
生姜:1/4片
★出汁:300ml
★醤油:小さじ2
★酒:大さじ1
★はちみつ:小さじ1
★塩:適量

【村山彩】

【作り方】 
1)餅は小さく切り、オーブントースターや焼き網などで焦げ目がつくまで焼く
※切り込みが入っている餅も売っています
2)豆腐・長葱・生姜は食べやすい大きさに切り、小松菜は茎を切る
3)鍋に★を加え火にかけ、豆腐・生姜・小松菜の順で温める
4)器によそい、1)と大根おろしと桜えびを加えて完成
※大根おろしは冷たい状態がお好みでしたら、食べる直前に加えて下さい

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著者プロフィール

食欲コンサルタント、日本初のアスリートフードマイスター、野菜ソムリエ。2012年7月、館山トライアスロン総合優勝。2014年 ironman 70.3 台湾エイジ優勝 。現役トライアスリートとしての知識と経験を生かし、プロアスリートやアマチュアランナーへ食事指導と運動指導を行っている。そのほか、テレビ、雑誌、ラジオ、イベントを通じてランニングと食事についての幅広い活動を行う。13年12月に『あなたは半年前に食べたものでできている』、15年2月に『あなたは半年前に食べたものでできている 実践編』(ともにサンマーク出版)を上梓

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