ミネラルたっぷり牡蠣と野菜の土鍋ご飯 食欲コンサルタントの健康レシピ

村山彩

ミネラルたっぷり牡蠣と野菜の土鍋ご飯

【村山彩】

【材料】(2合分)
米:2合
牡蠣:250g
三つ葉:15本
人参(小):1本
干しきくらげ:2〜3g
生姜:1片
出汁:200cc
醤油:大さじ2と1/2
酒:大さじ2
水:レシピにあわせた分量
すりごま:適量
塩:少々

【作り方】
1)米は研ぎ水につけておく
2)牡蠣を塩(分量外)で洗う
3)小さめの鍋に出汁と醤油、酒、牡蠣を入れて中火で3分ほど煮る
4)米の入った土鍋に、3)の汁と水を合わせて400cc加える
5)小さめに切った人参、きくらげ、生姜を加えて最後に塩を少しふり、蓋をする
6)土鍋の穴から湯気が出るまで(ぐつぐついうまで)は強火、その後、約10分は弱火で炊く
7)火からおろし、牡蠣を加えて15分ほど蒸らし、小さく切った三つ葉とすりごまをかけて完成
※炊飯器の場合
3)の工程までは上記と同じ
4)炊飯器に、3)の汁と水を合わせて2合の目盛りまで入れる
5)小さめに切った人参、きくらげ、生姜を加えて最後に塩を少しふり、炊飯器で炊く
6)牡蠣を加えて数分蒸し、小さく切った三つ葉とすりごまをかけて完成

 牡蠣を後から加えることで、よりプリプリの状態でいただけます。手間だという方は、一緒に炊き込んでしまってももちろん構いません。

栄養価の高い「海のミルク」

【Getty Images】

 今回のメイン食材の牡蠣は、皆さんご存知「海のミルク」と言われるほど栄養価の高い食材。必須アミノ酸はじめ、肝機能を高めると言われているタウリンなど、多くの種類のアミノ酸や、3大栄養素の代謝を高めるビタミンB群、新陳代謝やタンパク質の合成をサポートする亜鉛、神経の伝達をスムーズにし、骨作りには欠かせないカルシウム、貧血予防の鉄、足のけいれん予防のカリウム、マグネシウムなど……書き出したら切りがありませんが、アスリートにも積極的に摂取してほしい栄養素のほとんどが含まれているといっても過言ではありません。
 体を温める根菜類の生姜や食欲増進効果の三つ葉など薬味類を加えることで、栄養価がグンと上がりますので積極的に加えてみてください。三つ葉が無い場合は、ビタミンCを含む大根の葉や細ネギなどもおすすめです。冬の野菜は大根やかぶ、長ねぎなど、異なる栄養素を葉と根などから摂取できる野菜があるのも特徴ですね。捨てずに使いたいものです。

 買い物にあまり行けず食材が家にない場合は、今回使ったきくらげのように乾物を積極的に使用することもおすすめです。旬の食材を味方につけて、寒い冬を乗り切りましょう!

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著者プロフィール

食欲コンサルタント、日本初のアスリートフードマイスター、野菜ソムリエ。2012年7月、館山トライアスロン総合優勝。2014年 ironman 70.3 台湾エイジ優勝 。現役トライアスリートとしての知識と経験を生かし、プロアスリートやアマチュアランナーへ食事指導と運動指導を行っている。そのほか、テレビ、雑誌、ラジオ、イベントを通じてランニングと食事についての幅広い活動を行う。13年12月に『あなたは半年前に食べたものでできている』、15年2月に『あなたは半年前に食べたものでできている 実践編』(ともにサンマーク出版)を上梓

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