イメージで美しい姿勢になるエクササイズ 上達のコツ直伝!シリーズ 第10回
姿勢改善エクササイズ
【(C)久保麻紀/FOXYCOLORS】
美脚、腰痛から背中・首まで全身万能の股関節リセット法。股関節を解放するストレッチ
【(C)久保麻紀/FOXYCOLORS】
(2)あぐらで座った状態から片脚を真後ろへ引き、膝頭を下へ向ける。上体を前脚のすねへかぶせます(ハトの準備のポーズ:イラスト右)
両方とも股関節周りの筋肉を伸ばし、坐骨神経の通りをスムーズにするストレッチです。(1)は骨盤をしっかりと床へつけましょう。(2)は前側のお尻が浮いてもかまいません。前脚のかかとを前に出すほど、お尻の伸びは強くなります。
POINT:ネコの背中のように
こり固まった背中をほぐし、本来のしなやかな背骨を取り戻す。丸める、伸ばす、自由自在なストレッチ
(2)(1)の動きに、前へ移動するときは背骨を反らし(A)、後ろへ移動するときは背骨を丸める動きを加えます(B)
肩、股関節、腹筋、背筋、わき腹、お尻など、まんべんなく使うことができる総合エクササイズです。背骨を反らせるときは鎖骨を広げ、みぞおちを前に見せるようにします。背骨を丸めるときは尾骨(しっぽ)とつむじを下に向けて、おへそを天井方向へ引き込みます。
姿勢維持ピラティス
【(C)久保麻紀/FOXYCOLORS】
お腹を薄くし、背骨の位置を正しく、強く柔らかく保つ。ロールアップ
【(C)久保麻紀/FOXYCOLORS】
(2)(1)の矢印A・B・Cを意識しながら、頭と背骨を一つずつ床から起こしてくるようにしましょう。背中は後ろへ広く丸めるようにしましょう
A・B・Cのとき、厚く丸めたタオルをそれぞれ胃の裏、おへその裏、下腹の裏の床に置き、タオルをつぶすように腹筋を使うと、後ろを押すイメージがつかみやすいでしょう。お腹はふるえず薄く引き締め、背中をもめん棒で薄く伸ばしたように広げます。
POINT:うつ伏せで、おへその下にてんとう虫!?
背骨をまっすぐ、胸・肩を開き、お腹は薄いメリハリ美人に。スワン
(2)お腹を凹ませ。おへその下にてんとう虫が1匹歩けるようにイメージします。尾骨はかかとへ引っ張り、恥骨は床へ重くつくようにしましょう
(3)(2)をキープしたまま、背骨をまっすぐにして、床板をはがすようにおでこから浮かせていきます。腕脚で床を押さず、破線の円で示した上背部、お腹の筋肉で上がるようにしましょう
(2)(3)で実際におへそが床から浮くまで凹ませられなくてもOKです。浮かない方はおへそ下に体重計を置いたとして、その重さを軽くするようなイメージです。つむじと尾骨(もしくは足先)を遠く引き離すようにします。
ご紹介したエクササイズはすぐにでもご自宅でできるものばかり。イラストも分かりやすく、イメージがしやすいので運動が苦手な方でもすぐにできますね!
美宅さんの著書『あなたらしく輝く美姿勢イメージエクササイズ』には、パートナーとの“愛”を深めるための「ラブヨガ」などもあり、全40種類がすべてイラスト付きで分かりやすく紹介されています。早速、今から本来の自分を取り戻し、美しい姿勢になるためにエクササイズを始めてみましょう!
(本文イラスト:久保麻紀/FOXYCOLORS)
美宅玲子プロフィール
現在、首都圏のスポーツクラブ、自治体、公共施設でのサークルや個人のレッスンを受け持つ一方、外ヨガイベント、健康コラボイベントの企画実施、雑誌監修、コラム連載、DVD発売も行う。日々更新するHP、ブログ、Youtubeのエクササイズ動画も好評。