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アンカーはなんと菊地亜美！リレーマラソン「優勝するぞ！」

スポーツナビDo 2014年9月25日 10:58

橋本楓と大川藍、トホホな意気込み

ようやくお天気にも恵まれ、メンバーのテンションも最高潮！【スポーツナビDo】

　９月１９日。大会まであと１０日を切り、最終仕上げの段階に入ってきた我らがアイドリング!!!のメンバーたち。思い返せば１カ月前の第１回合同トレは最高気温３８℃を超す猛暑、そして９月アタマの第２回目はまさかの大雨と、これまでは散々なコンディションの中での練習だった。しかし、コーポレートゲームズにかけるメンバーの思いが今回こそ通じたか、この日は爽やかな秋風が吹く絶好のお天気。最高のコンディションに恵まれての第３回合同トレとなった。

ツインテールの長野（中）は「ヤル気しかない！」【スポーツナビDo】

「ヤル気しかない！　１０代の締めくくりとして良い結果を残して２０代を迎えたい」
　そう気合満点に語ったのは、再びツインテールに戻した１３号・長野せりな。

合同練習初参加の大川（左）、橋本楓（中）はちょっぴり不安？【スポーツナビDo】

　そして、アイドリング!!!ファン様、お待たせしました。最後の合同練習でついにリレーメンバー１０名、１２号・河村唯、１３号・長野、１６号・菊地亜美、１９号・橘ゆりか、２０号・大川藍、２１号・橋本楓、２６号・尾島知佳、３２号・関谷真由、３３号・橋本瑠果、３４号・佐藤麗奈が全員集合となりました。

「そんなメイクバッチリで映り方ばっかり気にしてないでしょうね？　私たちはすっぴんなんだからね！」
　さっそく、チームリーダーの菊地が練習初参加の大川、橋本楓をイジると、
「若いように見られていますけど、実はもう結構、年齢がいってるので……気持ちだけは負けないようにしたい」（大川）
「私は走る気持ちはすごくあるんですけど、体力がついていくか……」（橋本楓）
と、若干トホホな意気込み。

神原プロデューサー（左）が森監督とおそろいのウェアで練習に参加【スポーツナビDo】

　そんな３期生２人がちょっぴり不安を口にするなか、チーム監督でもある森洋介ディレクターは、気の利いたメッセージを送るのかと思いきや、「健康的なお色気カットを撮りたいですねぇ」。この、まったく空気を読まないセクハラギリギリのコメントでメンバーからは大ブーイングを浴びせられてしまったのだった。

坂道ランで最年長・河村、早くも筋肉痛？

恒例の円陣で気合も満点だ！【スポーツナビDo】

　そんなこんなで、練習がスタート。今回もコーチを務めるのは陸上４００ｍでバルセロナ五輪にも出場した渡辺高博さん。そして、アイドリング!!!を統括する神原孝プロデューサーも、森監督とおそろいのウェアで練習に参加することになった。
「今回は４ｋｍのタイムトライアルを行います。そして、これまでの走りと今回の走りを総合的に判断して、本番での走る順番を決めたいと思います」（渡辺コーチ）

まずは１kmのジョギングからスタート【スポーツナビDo】

NEOの3人（左から関谷、橋本瑠、佐藤）は元気いっぱいに坂道ダッシュ！【スポーツナビDo】

　恒例の円陣で気合を入れ、まずは１ｋｍのジョギングでウォーミングアップ。準備体操でしっかり体をほぐした後は、今回初導入となる坂道でのトレーニングだ。本番コースにもアップダウンがあるため、坂道での走り方をしっかり覚えようという狙いだ。

　ＮＥＯの３人が元気いっぱいに坂道ダッシュで駆けて行ったかと思えば、河村、菊地ら年長組はそろそろと下り坂をランニング。思わず女性スタッフからは「おっそい……」とタメ息が漏れるほどのスピードだったが、本番は大丈夫だろうか？？

（右から）尾島、菊地、長野、河村の坂道ランのスピードに、女性スタッフからは「おっそい……」という声も【スポーツナビDo】

HIP ATTACKとしても活動する3期生の3人（左から橋本楓、橘、大川）は仲良く併走【スポーツナビDo】

マッサージを受けている菊地（左）、河村（中）を発見した長野は「年寄り2人、何やってんの？」【スポーツナビDo】

　上り坂のランニングも終えたところで、いったん休憩に。メンバーそれぞれが水分補給などするなか、先ほどスロースピードで坂道ランを終えた２５歳・河村と２４歳・菊地は「筋肉痛が……」と早くも悲鳴。「うーん、やっぱりベテランだからですかねぇ……」という渡辺コーチの鋭いひと言に、「ちょっとー！　違いますぅ！」と必死に否定したものの、ちゃっかり２人だけマッサージを受けたのだった。

一方、こちらは休憩時間中に遊んでいる橋本姉妹【スポーツナビDo】

関谷速い！　今回もぶっちぎり

ガチンコ4km走タイムトライアルがスタート！【スポーツナビDo】

　休憩を終え、さあ、いよいよ本日のメインイベントである４ｋｍ走タイムトライアルだ。ペースメーカーが３人用意されたものの、今回はみんな同じペースで走るのではなく、基本的には自分の走力に合わせて走るガチンコの４ｋｍ走。これで渡辺コーチが最終的なメンバーの走力を見極めたうえで、本番の走る順番を決めることになる。

関谷の快足っぷりには渡辺コーチも大絶賛【スポーツナビDo】

　やはり飛び出したのは関谷、橋本瑠のＮＥＯ勢。特に関谷は一番速いペースメーカーにもしっかりついていき、ぶっちぎりの１着でゴール。「やっぱり関谷さんはいい走りをしますね」と、渡辺コーチも絶賛の快走っぷりをこの日も見せつけた。

メンバーの中で一番のヤル気を見せている長野、なんと3位でフィニッシュ！【スポーツナビDo】

　橋本瑠が２番目にゴールし、それに続いたのはなんと長野！　オープニングでの気合コメントは伊達ではなかったというわけだ。

走り終えた直後に煎餅をバリバリ食べる尾島「美味しい！」【スポーツナビDo】

　さらに以前チャレンジした駅伝で８.７ｋｍのアンカーを務めた実績のある河村も程なくしてゴールするなど、着実なレベルアップをアピールしたメンバーたち。とりわけ尾島は、走り終えた直後にも関わらず「コレのために頑張ったんだから！」と、お煎餅をバリバリとほおばるタフネスぶりも……。

一度も歩くことなく4kmを完走した菊地、この経験はきっと本番に生きてくる【スポーツナビDo】

　そして、問題の菊地である。１回目の合同練習でいきなり脱落寸前になり、渡辺コーチも「ポイント」と語っていたチームリーダーなのだが、やっぱり、今回もメンバーから大きく遅れて周回遅れになってしまった。しかし、伴走した神原プロデューサーのゲキにも後押しされ、一度も歩くことなく完走！　しっかりと４ｋｍを走り切ることができた経験は、きっと本番でも大きな自信につながるだろう。

これがベストオーダーだ！

チーム・アイドリング!!!のオーダーが決定、一番右の関谷から一番左の菊地へとタスキがつながれていく【スポーツナビDo】

　全員がゴールし、本番を見据えた４ｋｍ走タイムトライアルも無事終了。ということで、タスキをつなぐ走る順番の発表である。以下は、渡辺コーチが３回の練習の中で判断したベストオーダー！　？？？の所は番組をお楽しみに！

１．関谷真由
２．橋本瑠果
３．佐藤麗奈
４．？？？
５．？？？
６．？？？
７．？？？
８．？？？
９．？？？
10．菊地亜美

　これは走力のある順番に並べたオーダーで、ＮＥＯの３名がまずペースを引っ張り、ここで流れを作ったうえで残りのメンバーも勢いに乗せるという作戦。「最初に若い３人が飛ばしていけば、最後まで行けそうな気がする！」と、河村も納得のオーダーだ。

橋本楓はお姉ちゃんの意地を本番で見せつけたい【スポーツナビDo】

　しかし、そんな中、ちょっぴり不満そうだったのが橋本楓。妹・瑠果に大きく水を開けられた走順で、渡辺コーチからも「妹さんの方が走る力があるかなと思います」と言われてしまい悲しい表情。「そんなことないですよ……」と、ボソッと姉のプライドを見せた橋本楓だが、本番でも姉の意地を見せることはできるか。

アンカーの大役に不安を見せていた菊地だったが、渡辺コーチのアドバイスもあり覚悟は決めた！【スポーツナビDo】

　そしてもう１人、明らかに不安いっぱいの表情をにじませたのは、アンカー・菊地だ。「１１月でアイドリング!!!を卒業するということもありますので、メンバーみなさんの気持ちもタスキといっしょに受け継いで、アンカーとして立派に走ってほしい」という渡辺コーチの思いに、菊地はしばらく無言の後で「イヤですぅ……」。
　走力に一番不安を抱えている上に、アンカーという大役。あまりの責任重大さに押しつぶされそうな表情も見せた菊地だったが、渡辺コーチの熱いアドバイスを受けて、「頑張ります！」と迷いは吹っ切れた。覚悟を決めた菊地がどこまで覚醒するのか、リレー当日の走りに注目したい。

　なお、各メンバーがそれぞれ何ｋｍを走るかは、当日発表とのこと。
「心の準備が……」（大川）と、メンバーは明らかに動揺しているのだが、誰が何ｋｍ走るかにも注目が必要だ。

アイドリング!!!に温かいご声援を！

優勝するぞーッ、オーーーッ！【スポーツナビDo】

　１カ月におよぶ合同トレーニングの試練を乗り越え、あとは本番を待つのみとなったチーム・アイドリング!!!。

「優勝するぞー！　オーーーッ!!」

　無謀とも思える大きな目標に向かい、彼女たちが４２．１９５ｋｍにチャレンジするのは２８日の日曜日。ぜひ、みなさん、温かいご声援を！　そして、頑張れ！　アイドリング!!!

　アイドリング!!!のリレーマラソン挑戦、そして合同トレーニングの模様は、フジテレビ地上波、またはＣＳ放送の『アイドリング!!!』でぜひチェックしていただきたい。

（取材・文：森永淳洋／スポーツナビ）