ハンセン インタビュー「今考えているのは、川尻選手を倒すことだけ」=DREAM.17

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フェザー級に階級を落とした川尻と生き残りを賭け対戦するヨアキム・ハンセン 【田栗かおる】

 9.24FIGHT FOR JAPAN『DREAM.17』(さいたまスーパーアリーナ)にて行われるDREAMフェザー級ワンマッチ、川尻達也戦に臨むヨアキム・ハンセンにインタビュー。現在3連勝中と好調のハンセンに、川尻戦に向けての意気込みを聞いた。

「この試合は完璧なコンディションで迎えなければいけない」

06年修斗では反則決着とすっきりしない結末を迎えたハンセンvs.川尻 【田栗かおる】

──『DREAM.17』での川尻達也戦が決定しました

ハンセン ハードな練習をずっとしています。この試合は完璧なコンディションで迎えなければいけないと感じ、その準備をしているところです。

──5月の石田光洋戦は見事な勝利でした

ハンセン 試合映像を何回か見直したんですけど、思っていたとおり石田選手は難敵でした。

──フェザー級での試合は今回で6戦目になりますが、フェザー級での試合にはもう慣れましたか?

ハンセン 通常の体重をどのくらいでキープし、そこからどれくらい減量すると一番コンディションがいいのかなどが、ようやく分かってきました。減量の仕方もそうですね。

──そもそもハンセン選手が昨年、フェザー級に転向しようと思った理由はなんだったのでしょうか?

ハンセン 青木真也選手との3試合目の対戦のとき(09年10月『DREAM.11』)、計量前にドーナッツを食べても68.2キロだったんです。それがきっかけです(笑)。

──フェザー級に転向された当初はなかなか結果が出ませんでしたが、現在は3連勝中。連勝の要因というのは、やはりそのフェザー級での試合に慣れてきたというのが一番なのでしょうか?

ハンセン 3連勝したというのは、ただ幸運だったということだ思います(笑)。実際のところ、連勝の要因はよく分かりません。真剣勝負に絶対はないわけですから、勝つ試合もあれば負ける試合もあって、負けた試合が2回続いた後に、勝った試合が3回続いた。ただそれだけのことだと思います。

「フェザー級はDREAMにおける最高の階級でしょう」

石田を下し現在3連勝中と好調のハンセン 【田栗かおる】

──今回の対戦相手は川尻達也選手ですが、川尻選手がフェザー級に転向するというニュースを聞いたときはどう思いましたか?

ハンセン 「川尻選手は本当に体重を落とせるのか?」と思いましたが、彼は体重を落とすのがとてもうまい選手なので、試合当日はきちんと仕上げてくると思います。ただ、川尻選手にとってフェザー級が適正なのかどうかというのは、私には関係ありません。今考えているのは、川尻選手を倒すことだけです。

──ここ数年の川尻選手の活躍を見て、一番脅威に感じる部分はどこですか?

ハンセン 見ました。フィジカルがとても強いですし、グラウンド&パウンドの技術も素晴らしい。レスリングやスタンドでの打撃にも注意が必要だと感じています。

──昨年末には宇野薫選手がフェザー級に転向し、今回から川尻選手もフェザー級に転向。現在のDREAMフェザー級は、DREAMの中でもっとも過酷な階級だという意見もあります。

ハンセン 私もそう思います。現段階でDREAMにおける最高の階級でしょう。

──7月の大会ではDREAMフェザー級タイトルマッチが高谷裕之選手と宮田和幸選手の間で行われましたけど、このタイトルマッチをご覧になっていましたら感想を聞かせてください

ハンセン エキサイティングな試合でしたよね。高谷選手は宮田選手の脅威である部分にうまく対応していました。高谷選手のセコンドに石田(光洋)選手がいたのに気付いたのですが、高谷選手はいい助けを得られたのではないでしょうか。トップレベルの選手によるハイレベルなタイトルマッチだったと思います。

──笹原圭一DREAMイベント・プロデューサーは「川尻vs.ヨアキムの勝者は、次に宇野薫vs.リオン武の勝者か、トップコンテンダーである宮田和幸と闘うという流れになると思う」ということを言っていたのですが、この笹原EPのコメントを聞いてどう思いますか?

ハンセン いいんじゃないでしょうか。誰と誰が当たってもいい組み合わせだと思います。DREAMのフェザー級は、日本のMMAをもう一度盛り上げるキッカケとなる可能性を秘めた階級です。私と川尻選手の試合も最高の一戦になると思います。ですから皆さん、日本の総合格闘技がもう一度盛り上がるために、応援し続けてください。

FIGHT FOR JAPAN『DREAM.17』

9月24日(土)埼玉・さいたまスーパーアリーナ 開場15:00 開始16:00(予定)

<DREAMバンタム級 世界トーナメント1回戦 5分3R>
所 英男(日本/リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)
アントニオ・バヌエロス(米国/ピット・ファイト・チーム)

<DREAMバンタム級 世界トーナメント1回戦 5分3R>
ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル/レボリューション・ファイトチーム)
大塚隆史(日本/AACC)

<DREAMバンタム級 世界トーナメント1回戦 5分3R>
今成正和(日本/チーム・ローケン)
エイブル・カラム(米国/Cullum Ground Fighting)

<DREAMバンタム級 世界トーナメント1回戦 5分3R>
ユサップ・サーデュラエフ(ロシア・ダゲスタン共和国/Uflacker Academy)
ホドルフォ・マルケス・ディニス(ブラジル/ノヴァ・ウニオン)

<DREAMフェザー級ワンマッチ 5分3R>
宇野 薫(日本/UCS)
リオン武(日本/シューティングジム横浜)

<DREAMフェザー級ワンマッチ 5分3R>
川尻達也(日本/T−BLOOD)
ヨアキム・ハンセン(ノルウェー/ヘルボーイ・ハンセンMMA)

<DREAMライト級ワンマッチ 5分3R>
青木真也(日本/パラエストラ東京/Evolve MMA)
ロブ・マックロー(米国/ハンティントン・ビーチ アルティメットトレーニングセンター)

<DREAMライト級ワンマッチ 5分3R>
北岡 悟(日本/LOTUS)
ヴィラミー・シケリム(ブラジル/ノヴァウニオン)

<DREAMウェルター級ワンマッチ 5分3R>
桜庭和志(日本/Laughter7)
ヤン・カブラル(ブラジル/Aranha Jiu−Jitsu)

<DREAMミドル級ワンマッチ 5分3R>
中村和裕(日本/吉田道場)
ジェラルド・ハリス(米国/ゴースト・ドッグ)
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