菊池だけじゃない! 期待高まる埼玉西武の若手たち

埼玉西武ライオンズ

1軍へ意気込む第一工大コンビ

 2010年度の新入団選手発表を行った埼玉西武。渡辺久信監督が「運命」を感じた高校生左腕の菊池雄星投手(花巻東高)を含む6人が「ザ・プリンス パークタワー東京」で初めて、ライオンズのユニホーム姿を披露した。集まった232人の報道陣の前で緊張した表情を見せた若獅子たち。プロ野球選手としての第一歩を踏み出したことへのうれしさを隠し切れない様子だった。ことしのドラフトの目玉として、最も注目を浴びていた菊池も「これまで野球に対する姿勢を大事にしてきたので、その姿勢を見てほしい。これからもストイックに自分を追い込みたい」と意気込みを語った。
 世間の注目は、その18歳左腕に集まりがちだが、ほかの5名も将来に期待が持てる逸材たちだ。中でも、ドラフト2位、喜界島出身の美沢将内野手(第一工大)は走攻守3拍子そろった大型内野手で「2年後には一軍でプレーできるように、日々精進していきます」と熱く語った。
 その美沢が埼玉西武にドラフト指名されてから、再会を心待ちにしているのが、同じく第一工大出身のピッチャー・藤原良平。定期的に連絡は取り合っているようで「すごくまじめでいいやつなので、よろしくお願いしますね」とかわいい後輩への気配りを忘れない。来季入団3年目を迎える藤原は、先月行われた所沢での秋季キャンプに参加。わずか3週間足らずの間に2000球以上を投げ込んだ。同期の平野将光や武隈祥太が1軍のマウンドを経験、そして大学の後輩の加入と1軍昇格へのモチベーションは高まるばかり。来季はぜひとも西武ドームで投げる姿を披露してほしい。

選手から新年のあいさつを

「やきゅウーマンナイト」や「サラリーマンナイト」など、ファンが野球を見るだけでなく体験できるイベントが大盛況だった埼玉西武。今回は新たに年賀状サービスを行うと発表した。オフィシャルサイトから監督、選手ら12名に年賀状を送れば、その本人のメッセージが入った年賀状が返信されてくるという画期的なサービスだ。元日にその年賀状を受け取るには12月15日までに手続きを完了しなければならないので、1年の初めから好きな選手の世界に浸りたい方はお忘れなく。来季もベースボールタウンとして埼玉を盛り上げていくために、さまざまな企画がすでに用意されているとか。こちらも来季が楽しみだ。

<原稿提供:埼玉西武ライオンズ/text by 稲葉真由美>

<了>
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