磯村が生え抜きの番号13に込めた覚悟 名古屋の背番号にまつわるストーリー

今井雄一朗
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山口慶の思いを引き継いだ磯村

「『13』は名古屋の代名詞で、生え抜きだけがつけられるレジェンドナンバーだ」。そう言える時代を築くべく、磯村亮太はこの上ない意気込みで今季に臨む 【(C)J.LEAGUE PHOTOS】

 名古屋グランパスで特別な意味のある背番号といえば、楢崎正剛の「1」や中村直志から田口泰士へ受け継がれた「7」などがあるが、クラブにとって最も大きな意味を持っていくことになりそうなのが、現在、磯村亮太が背負っている「13」である。

 この番号が特別な意味合いを持つようになったのは、2014年シーズン限りで引退した育成組織出身のOB・山口慶が05年につけるようになってからだ。それまでは31番をつけていた山口が新たな背番号をを背負うにあたり、選んだのが「13」だった。

「昔から何かの選抜に選ばれると13をつけていたイメージがあって、それで好きな番号になりました。以来、選べる時は選ぶようにしているんです」(山口)

 最初は何気ない理由で背負い出したが、その番号とクラブへの愛着ゆえに、山口はいつしか「『13』を名古屋の育成組織出身の番号にしよう」と考えるようになった。
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著者プロフィール

1979年生まれ。雑誌社勤務ののち、2015年よりフリーランスに。以来、有料ウェブマガジン『赤鯱新報』はじめ、名古屋グランパスの取材と愛知を中心とした東海地方のサッカー取材をライフワークとする日々。

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