1. FCケルン | DFBポカールでレヴァークーゼン相手にリードするも悔しい敗戦に

1.FCケルン
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【©︎1FCKoeln】

1部上位相手に大健闘のケルン

2月6日に1. FCケルンはDFBポカールでレバークーゼン相手に準々決勝に挑んだ。ストルバー監督はキーパーにシュヴェーべ、キャプテンのヒューバース、ハインツ、シュミードがバックに、ツートップにマイナとダウンズを配置した。

試合開始直後、スタジアム内の霧の影響でピッチが見えず、10分間試合が中断。相手に驚異的な戦いを見せ、一時はドイツ王者を相手に2-0とリード。しかし、後半アディショナルタイム6分に追いつかれ、延長戦で逆転を許し、最終的に2-3で敗れた。

前半、開始直後にケルンにチャンスが訪れた。11分、リントン・マイナがペナルティエリア内でダミオン・ダウンズにアシスト、しかしシュートはゴールの上を超えてしまった。

その後はレバークーゼンが主導権を握るも、ケルンは粘り強く守り、カウンターでのチャンスを狙い続けた。

前半30分、レヴァークーゼンもフリーキックでゴールを狙うがクロスバーを直撃。スタジアム内の煙による中断でアディショナルタイムが10分に。

前半終了間際、歓喜したのはケルンだった。シュヴェーベのロングボールをマイナが見事に収め、デヤン・リュビチッチがダウンズにアシスト。ダウンズが絶妙なスペースを見つけてシュートを決め、先制点を奪った。

見事リードした状態でハーフタイムを迎えたケルンは後半戦も得点を狙いに行った。

後半、レバークーゼンは圧力を強める。52分、2度の強烈なシュートをシュヴェーベが好セーブ。シュヴェーべの活躍と運にも助けられたケルン。

2分後の54分、再びケルンがゴールを決める。ダウンズのスルーパスに抜け出したマイナが、自陣から持ち上がり、ペナルティエリア内で右から中央へカットイン。そのまま左足でシュートを放ち、2:0に。

歓喜に包まれたケルンだったが、レバークーゼンも黙ってはいなかった。61分、ヴィルツが左サイドで巧みに突破し、パトリック・シックへラストパス。フリーのシックがゴールネットを揺らし、1:2に。

その後もレバークーゼンのパワープレー状態が続いた。ケルンの選手たちも全力で守り抜き、相手に決定機をほとんど与えなかった。

しかし、後半アディショナルタイム6分、右サイドからのクロスをシックが頭で押し込み、2:2の同点に。試合は延長線までもつれ込んだ。

延長戦98分、グリマルドの右からのクロスにヴィクター・ボニフェイスが反応し、ボールを押し込んで逆転。

ケルンは最後まで諦めなかった。112分、途中出場のシュテフェン・ティゲスのパスを受けた新加入のイマド・ロンディッチがゴールネットを揺らす。しかし、不運にもVARの介入によりオフサイドの判定。

ブンデスリーガ1部で好調続きのレヴァークーゼン相手に素晴らしい戦いを見せたケルン。敗れてしまったものの一部昇格に向けて自信となる一戦だったのではないだろうか。
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著者プロフィール

1.FCケルンは1948年に設立された、ドイツ西部の大都市ケルンに本拠地を置くサッカークラブで、ブンデスリーガに所属しています。1963年に発足したドイツ・ブンデスリーガの初代王者であり、日本人海外移籍の先駆者である奥寺康彦が所属していた頃には2度目のリーグ優勝を成し遂げました。また近年では、槙野智章や鄭大世、大迫勇也も所属していました。

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