リリーフ投手徹底解剖SP! 国吉佑樹&鈴木昭汰とともにパ・リーグの救援陣をデータで解明

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【©パーソル パ・リーグTV】

 パーソル パ・リーグTV公式YouTubeチャンネルにて公開中のオリジナル番組『P's UPDATE』。本番組は、アップデートし続ける野球界の常識を、データを用いて有識者と議論し、野球観戦をより楽しいものにしていくことをコンセプトとしている。

 1月18日(土)に公開された第9回のテーマは「リリーフ投手徹底解剖SP」。千葉ロッテの国吉佑樹投手と鈴木昭汰投手の実体験も交えながら、株式会社DELTAのアナリスト・宮下博志さんとともにパ・リーグ救援陣の2024シーズンをデータで振り返る。
 まずは最優秀中継ぎ投手賞に輝いた北海道日本ハム・河野竜生投手のカットボールをデータで見ていく。河野投手の同級生にあたる鈴木投手は、「オールスターで話す機会があったのですが、“実際はそんなに曲がっていない”と自分でおっしゃっていた。バッターはみんな“すごく曲がっている”と言うので、このカットボールはけっこう気になっていました」と興味津々な様子。また、国吉投手は「本当はあまり言いたくないんですけど……」と前置きしつつ、自身のカットボールの使いどころを明かしている。

 また、抑え転向1年目にして最多セーブ投手賞を受賞した東北楽天・則本昂大投手は、宮下さんが「速球が速い投手ほど、スライダーやフォークで空振りを奪いやすい」と分析した通り、ストレートの球速が2023年から約4km/hアップし、それに伴ってスライダーとフォークでの空振りが増えていた。これには、国吉投手も「(打者は)より早く振り始めないと、速くなった分のタイミングが合わなくなるので、スライダーとフォークが生きてくる」とうなずいた。

 続いて、救援投手の三振率ランキングでは、福岡ソフトバンク・ヘルナンデス投手が1位に輝いている。37.1%と圧倒的な数字をマークしていることを受けて、国吉投手は「特徴的なクロスステップが大胆なインステップなので、左バッターは背中から出てくるように見える。もちろん球が強いということもありますが、このフォームが奪三振の数を生み出しているんじゃないかな」と考察した。

 番組後半では、「ピンチや満塁は何のその 究極の火消屋」と題し、得点圏で10イニング以上投げた投手のなかで、被打率が低かった救援投手のランキングをチェック。見事ランクインした国吉投手の投球データから、“ある特徴”も明らかになっている。全貌は動画をご覧いただきたい。
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