錦織圭の6年ぶりの全豪オープン勝利をしみじみと味わった!!!

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チーム・協会
【これはnoteに投稿されたichroさんによる記事です。】
 予選上がりの選手とあなどってはいけなかった。グランドスラム本選に勝ち上がってくる選手というのは、どれほどすごい選手なのかということを
12日(日)の錦織圭の3年ぶりのオーストラリアオープンの1回戦を観ながら改めて思った。松岡修造さんが「今年の錦織は、期待できる!」と言っていたのでワクワクしながら、WOWOWの放送を観ていた。
 買い物に出かけていたので、1セット目の最初を見逃していたが、すでにワンブレークされているではないか!続く第2セット。タイブレーク。なんとサービスエースを量産している相手選手のサーブはすごい!ストロークもほとんどミスしない。「なんなんだ!これは!!」と思っているうちに、タイブレークも奪われてしまい、2セットダウンの崖っぷち。第3セットになっても相手のペースは落ちない。4-4の後、4-5になって2本のマッチポイントを握られた時は、もうダメだと覚悟を決めた。観ている方がこうだから、錦織本人も気持ちはそれ以上だったのだろう。 
 コートサイド解説の松岡修造さんも「ケイは崖っぷちではなく、一度崖から落ちていますよね。」と言っていたが、それでも這い上がってくるのだから錦織圭の試合はハラハラドキドキして何度も観てしまう。第3セットが終わった後、相手選手が左足の付け根の痛みでメディカルタイムアウトを取ったが、予選3試合をこなし本選1回戦で4試合も戦った身体は悲鳴を上げていたのだろう。これがグランドスラムを何十回も戦い、世界ランク4位まで上り詰めた錦織圭とグランドスラム初出場の選手との違いだろうとその時になってようやく気付いた。
 第4セットは治療後のためか、ファイナルセットにすべてを賭けるためかサーブの威力も落ち、少し離れたところに飛んだボールを追いかけることもしなかった。ファイナルセットに入ってもファーストサーブの確率はそれほど上がらず、錦織の方が先にブレークした。
 試合が決まった時は、本人もインタビューで「あまり(勝ったという)実感がない」と語っていたが、観ている方も疲れてしまった。しかし、ここ3年間、股関節の手術から始まり、膝、肩、その他ケガの連続で復帰しては休んでいた姿を観てきたから、本当に久々のグランドスラム勝利、おめでとうと言ってあげたい。

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