「ツジが唯一心配すべきことは脳ミソを“プリン”にされないことだ」「ブロディ・キングは聞き分けの良い兵士にすぎない。一方、俺はビジネスの“命令”をする立場にいる」東京ドーム2連戦目前!! “憎悪に満ちたIWGP GLOBAL王者”デビッド・フィンレー選手に直撃インタビュー!

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【新日本プロレスリング株式会社】

2025年1月4日(土)、5日(日)東京ドーム2連戦で辻陽太選手とブロディ・キング選手を迎え撃つ“IWGP GLOBALヘビー級王者”デビッド・フィンレーに選手に直撃インタビュー!

■『JR東海 推し旅 Presents WRESTLE KINGDOM 19 in 東京ドーム』
2025年1月4日(土) 14:45開場17:00試合開始
東京・東京ドーム
※「ロイヤルシート・最前列」「ロイヤルシート・2列目」「ロイヤルシート・3-6列目」「アリーナA」「バルコニースタンド」「ソファーシート」「ファミリーシート」「逸材シート」は完売。

※リンク先は外部サイトの場合があります

■『JR東海 推し旅 Presents WRESTLE DYNASTY』
2025年1月5日 (日) 11:00開場13:00開始
東京・東京ドーム
※「アリーナA」は残りわずかとなりました
※「ロイヤルシート・最前列」「ロイヤルシート・2列目」「ロイヤルシート・3-6列目」「バルコニースタンド」「ソファーシート」「ファミリーシート」は完売。

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■人がデビッド・フィンレーの統治を思い出す時、俺のおかげでそれは秩序正しきものになる。

――さて、フィンレー選手。2024年を振り返ると、敗戦の少ない年でした。さらにニック・ネメス、SANADA、YOSHI-HASHI、後藤洋央紀と、敗れた相手へ報復をしてきましたね。

フィンレー ああ、お前の知っての通りだ。新日本を語る上でデビッド・フィンレーは欠かせない。BC WAR DOGSと共に、この会社で俺の考えが浸透するようにしてきた。

――なるほど。

フィンレー 2024年について話たければいくらだって話してやる。だが、俺は常に何歩も先を進んでいて、すでに2025年を祝ってるくらいなだ。なんなら2026年の計画もできてるぞ?(ニヤリ)。

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――あなたがここまで強い王者でいられるのは、復讐への強い渇望があるからでしょうか

フィンレー 俺のような男にとって、この世に自分に勝る男がいてはいけないんだ。だから、たとえ敗れたとしても、それは俺が敗れることを許したからであって、敗れることを防げなかったからではない。お前に、この違いがわかるか?

――なかなか哲学的ですね。

フィンレー 今年のシングル戦での負けはすべて清算できた……。ただ、一つを残してな。まあ、それも1.4『WRESTLE KINGDOM』で清算してやるよ。

――なぜ、すべての負けに対して報復する必要があるのでしょうか?

フィンレー オイ、これがただの復讐だと思うのか? いったい俺をどれだけ原始的な男だと思ってるんだ? 違うぞ? 俺は復讐を遂げたくてアイツらを仕留めてるんじゃない。これはヤツらのためにやってること。ヤツらが正しい歴史を妨げようとする行為そのものを、消去しているんだ。

つまり、こういうことだ。「人がデビッド・フィンレーの統治を思い出す時、俺のおかげでそれは秩序正しきものになる」。俺は負けに対する報復はしない。ただ、正すだけなんだ。

――辻陽太選手いわく、直近の2勝はあなたが駄目にした3つのプリンのうち、2つの報復だと話しています。もう1つのプリンの分の清算が残っていますが、どう思いますか?

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フィンレー (不機嫌そうに)俺はIWGP GLOBALヘビー級王者だ。アイツのプリンの話なんてどうでもいい。実際、ツジももうそんなことは考えるべきじゃない。アイツが唯一心配すべきこと……。それは『WRESTLE KINGDOM』で脳ミソをプリンのようにされないことだ。

――辻選手はこの試合を「希望の光」と話す中、あなたは真逆に「憎悪が原動力」と話しています。何か思うことはありますか?

フィンレー オイ、俺が望みを持たずにこの試合に臨むと思っているなら、ツジは想像以上にバカだ。俺はツジがしっかりと東京ドームにやってくることを“望む”、ブーツが履けることを“望む”、そして花道を歩けることを“望む”。その時こそ、憎悪が支配する時だ。

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ここで俺が言う憎悪は軽いものじゃないぞ? まさに古き良き、深い憎悪だ。より強い打撃を生み出す憎悪、心をより冷たいものにする憎悪、素晴らしきものを生み出す憎悪、王者になるために必要な憎悪……そしてなぜそういう気持ちにかき立てられるのか? それは俺が王者でアイツが挑戦者だからだ。

■IWGP GLOBALヘビーのベルトは、新しく美しい男の子の赤ん坊だ。この王座はこの先、誰よりも俺にとって大事なものだ。

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――この対戦は『WRESTLE KINGDOM』ではセミファイナルの前の位置になります。あなたは過去にGLOBALヘビー級王座戦を東京ドーム2日間のメインイベントにすると話していました。試合の順番について思うことはありますか?

フィンレー いいか? 俺があのリングに立ったらそれがメインイベントなんだよ。その後の試合はすべてアンコールだ。俺が会社を見下した罰として、べつにどんな試合順にされてもいい。会社が切り捨てたヤツらをスターに変貌させた罰、俺という特別な存在が、この会社が業界について何もわかっていないことや、はるか遠い存在になってしまったヤツらのことを思い出させるんだ。だから試合順は、第1試合でも、最後でも、真ん中でもいい。そんなことはどうでもいい

――海野翔太選手がメインイベントに登場することについて何か思うところはありますか?

フィンレー さっきも言ったけど俺の後の試合はすべてアンコールだ。それでもショータにとって今年はパッとしない1年だったにも関わらず、東京ドームのメインイベントに出場することはなかなか見事なことだ。でもショータがこの業界で次のレベルまで上がりたいのであれば、“親の七光り”の的確な使い方を知りたいなら、アイツが誰に連絡するべきかわかるよな?(ニヤリ)。

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――ブロディ・キングとあなたは共にコロナ禍でのNJPW STRONG初期の時代に闘ってきました。キングに対して、そして彼の進化についてどう思いますか?

フィンレー ブロディ・キングは単純に“モンスター”だ。このビジネスの中でも最強の一人、聞き分けの良い素晴らしい兵士で、言われたことはやり遂げる。その一方で、俺はこのビジネスの“命令”をする立場にいる。俺は誰かの名前のついたTシャツなんて着ない。誰かのカバン持ちもしない。それはいまの俺がすることじゃない。過去にヤツと同じような場所にいたかもしれないけど、いまや異なる惑星にいるようなもんだ。

――あなたはトニー・カーンやAEWに対して非常に批判的です。これは対AEW的な試合なのでしょうか?それとも関係ないのでしょうか?

フィンレー 俺は誰のアンチでもない。単純に、俺が一番ってことだ。問題はトニーという人間はまるで『トイ・ストーリー』に出てくる子どものようだということ。いるだろ? 遊び飽きたおもちゃを傷つけて遊ぶ隣人の子ども。それが、まさにトニー・カーンなんだ。一方で俺は才能のコレクター。俺は才能の育成者だ。

実際、俺はアンチAEWじゃないからこそ、アイツらのこの先のメインイベントの人材を補充してきてやった。俺っていう男は才能をスカウトすることに長けてるんだ。AEWに最高のプロレスラーを送りながら、新日本で最高のプロレスラーを育成してきた。同時にだ。俺の才能はなんて素晴らしいんだ!

【新日本プロレスリング株式会社】

――これでIWGP GLOBALヘビー級王座の1周年記念となります。この王座の来年のビジョンはどんなものですか?

フィンレー 俺はこの王座を、ビキニの海パンに収まったとてつもなくデカいタマのように使う。目のやり場に困るけど、目を逸らすこともできなくするわけだ。この王座は俺そのものだよ。ある意味、俺は今年父親になったんだ。このベルトは、新しく美しい男の子の赤ん坊だ。この王座はこの先、誰よりも俺にとって大事なものだ。

――最後に、2025年はあなたやWAR DOGSにとってどんな年になると思いますか?

フィンレー さっき言った通り、2025年のプランはすでに頭の中で仕上がってる。2026年も素晴らしすぎて伝えられないほどだ。でも、特別に2025年のネタバレをしてやろうか? この先も俺が連れてくる人材で人を驚かせ続ける。このクソ会社のランクを上げ続ける。そして歴史上最高のプロレス派閥を作っていく。

【新日本プロレスリング株式会社】

――以前「狙うものは狙われる」と発言されていました。1月5日のゲイブ・キッドとケニー・オメガの対戦に対しての思いと、この対戦で勝つことがWAR DOGSにとってもどれだけ重要か教えてください。

フィンレー なぜ、「頭に銃口が突きつけられている」と言う発言とゲイブの話題を一緒にするんだ? WAR DOGSの中で何か勃発させる気か? 俺が過去の弱いリーダーたちから何も学んでいないと思ってるのか? 

いいか? ゲイブ・キッドは俺の最も危険な武器だ。そして俺は確信している……アイツは優秀な兵隊のようにケニー・オメガの死体を俺の元に持ってくるに違いないな。(了)
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著者プロフィール

1972年3月6日に創業者のアントニオ猪木が旗揚げ。「キング・オブ・スポーツ」を旗頭にストロングスタイルを掲げ、1980年代-1990年代と一大ブームを巻き起こして、数多くの名選手を輩出した。2010年代以降は、棚橋弘至、中邑真輔、オカダ・カズチカらの台頭で再び隆盛を迎えて、現在は日本だけでなく海外からも多くのファンの支持を集めている。

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