グランプリ有馬記念、中山大障害など年末を彩る大一番のほかにも、12月21日（土）、22日（日）には注目レースが盛りだくさん。達成間近の記録などアラカルトと合わせて紹介！

【土曜・中山5R】
2021年の有馬記念馬エフフォーリアの全妹ジョスラン（牝2＝美浦・鹿戸厩舎）が芝1800mでデビューを迎える。偉大な兄が日本一の座へ上り詰めた思い出の有馬ウィークで妹も鮮烈デビューを飾ることはできるか。鞍上は兄と同じ横山武史騎手。

【土曜・京都5R】
京都の同じ5Rでも良血馬がデビューする。デアリングエア（牝2＝栗東・杉山晴厩舎）は2020年の三冠牝馬デアリングタクトの全妹。サンタンドレア（牝2＝栗東・池添厩舎）は母が2020年の有馬記念2着馬サラキアだ。

【土曜・京都7R】
可愛い馬名で人気のヒヒーン（牝3＝栗東・須貝厩舎）。先々週、先週と連闘で連続2着だったが、なんと今週も出走してきた。最近では珍しい3連闘で3度目の正直となるか。さらに1歳下の全弟エポエポサン（牡2＝栗東・須貝厩舎）も連闘で京都3Rに出走。姉弟で勝利揃い踏みとなるか、注目だ。

【日曜・中山9RグッドラックHC】
有馬記念当日に行われる隠れた名物レース。同じ中山2500m芝で行われるため、有馬記念のレース展開・馬場傾向を読むための予習としているファンも多いだろう。ちなみ昨年は3連単10万6400円、一昨年はなんと328万9870円の超大穴が飛び出している。

【日曜・京都10RサンタクロースS】
昨年のセントライト記念3着以来となるシャザーン（牡4＝栗東・友道厩舎）が久々の登場。また、ガイアメンテ（牡3＝栗東・須貝厩舎）、ホウオウプロサンゲ（牡3＝栗東・矢作厩舎）ら素質高い3歳馬も出走するなど質の高いメンバーが揃った。この中から競馬ファンのサンタクロースとなるのはどの馬だろうか。

【今週の注目騎手】
・幸英明騎手（栗東）　あと1勝でJRA通算1700勝
　今週は日曜中山11Rディープボンドなど10鞍に騎乗予定。

・池添謙一騎手（栗東） あと3勝でJRA通算1400勝
　今週は日曜中山12Rカフジエニアゴンなど4鞍に騎乗予定

・横山武史騎手（美浦） あと1勝でJRA年間100勝
　今週は日曜中山10Rピックアチェリーなど16鞍に騎乗予定。なお12月22日（日）は26歳の誕生日でもある。

・鮫島克駿騎手（栗東） あと2勝でJRA年間100勝
　今週は日曜中山11Rシュトルーヴェなど13鞍に騎乗予定

【今週の注目厩舎】
・加藤士津八厩舎（美浦） あと1勝でJRA通算100勝
　今週は土曜京都12Rエメリヨンなど3レースに出走予定

・長谷川浩大厩舎（栗東） あと1勝でJRA通算100勝
　今週は土曜京都11Rナムラクレアなど5レースに出走予定

【今週誕生日のホースマン（12/16～22）】
・12/16　坂口智康騎手（美浦）
・12/17　尾関知人調教師（美浦）、杉山佳明調教師（栗東）
・12/18　泉谷楓真騎手（栗東）、中内田充正調教師（栗東）
・12/19　三浦皇成騎手（美浦）、鈴木慎太郎調教師（美浦）
・12/20　吉田隼人騎手（美浦）、村田一誠調教師（美浦）
・12/22　横山武史騎手（美浦）、緒方努調教師（栗東）、黒岩陽一調教師（美浦）

（文：森永淳洋）