【Tリーグ日本ペイントマレッツ】スタッフコラム#14『苦杯』
現在世界ランキング8位の大藤沙月選手 【T.LEAGUE/AFLO SPORT】
【第1マッチ(ダブルス)】横井 咲桜・大藤 沙月 2-0 永尾 尭子・三村 優果(11-5/11-7)
【第2マッチ(シングルス)】橋本 帆乃香 1-3 南波 侑里香(10-11/6-11/11-4/6-11)
【第3マッチ(シングルス)】佐藤 瞳 0-3 安藤 みなみ(7-11/10-11/9-11)
【第4マッチ(シングルス)】大藤 沙月 3-1 木村 香純(11-9/5-11/11-6/11-4)
【ビクトリーマッチ】橋本 帆乃香 0-1 南波 侑里香(13-15)
こんなことが起こりうるのだろうか―― Tリーグ19-20シーズン途中からチームとともに居るが、第1マッチから第4マッチまで全く同じ対戦相手になった記憶がなかった。2週間前の対戦では3-1でマレッツが勝利しているが、勝負はやってみなければわからない。再び勝利を掴めるのか力量が試されたが―― 会場全体がその一球一球に息を吞む展開となったビクトリーマッチ。一進一退の攻防はまさに両者の意地・プライドがぶつかり合う戦いになった。最後は、南波選手のその熱い想いが、その魂がボールに乗り移り、トップ名古屋に勝利の女神は微笑んだ。「ビクトリーマッチは運が無かった、それだけでしたね。ホームで、何がなんでも今日は勝つという南波選手の想いがネットとエッジになって現れたんだと思います」と苦笑の大嶋監督。切り替えるしかない、そんな言葉にも思えた。
【T.LEAGUE/AFLO SPORT】
【T.LEAGUE/AFLO SPORT】
マレッツの勝ち頭は様々な意味で対照的だった。今回は苦杯を嘗めることになった橋本選手。この経験を次に繋げ、勝利を積み上げねば“頂”には届かない。さあ、ここが踏ん張りどころだ。2024年としては残り1試合。何とか連敗を止め、また新たな気持ちで2025年に挑み“頂”を掴みたい。
Text by Naoco.M / Photo by T.LEAGUE/AFLO SPORT
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ