「されど保健授業!保健体育の先生は子どもの生活を改善できる!」 大阪体育大学・田中良講師コラム
1.体力・運動能力がないわけではない、いまの子どもたち
【大阪体育大学】
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2.いまの子どもたちが抱える健康課題
では、なぜ目は悪くなってしまうのでしょうか? 目の大敵となるのは、「近くを見る作業をしすぎる」ことです。具体的には、読書や手元での工作、ノートへのメモ、スマホの利用等です。また、外よりも光の量が少ない部屋の中で近くを見る作業をすることは、目によくありません。「読書や工作」と「スマホ」はどちらも近くを見る作業ですが、とりわけいつでもどこでも使えるスマホの方が利用時間が長いので、“目に悪いもの”として知られています。
もちろん、まったく電子メディアを使わないわけにはいきません。私もこの原稿をパソコンで書いていますし、インターネットがなければ、みなさんにこの原稿を読んでもらうことも叶いません。ただ、使いすぎや心の奪われすぎ(依存傾向)は、避けたいところです。子どもたちに「目が悪くなる子どもが増えているよー!」や「目が悪くなる理由は、近くを見る作業のしすぎですよー!」や「スマホの使いすぎには気をつけてー!」と健康に関する知識や情報を伝えるのはすごく重要です。なので、きちんと機会も設けられています。それが「保健授業」です。
【大阪体育大学】
3.保健授業が持つ可能性!
保健は、体育と違って子どもの「できた!」「変わった!」瞬間に立ち会えないことが多いですが、それでもやりがいや手応えを感じられる授業です。みなさんと素敵な保健授業を研究できる日を心待ちにしています。
【大阪体育大学】
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子どものからだと心・連絡会議編(2023)子どものからだと心白書2023、ブックハウスエイチディ
スポーツ庁、体力・運動能力調査報告書
田中良、勝崎由美、滝沢洋平、谷本和昭(2024)中学生におけるネット依存チャートを用いた保健授業実践、日本幼少児健康教育学会誌、印刷中
文部科学省、学校保健統計調査報告書
<キーワード> 保健授業 体力テスト 学校健康診断
田中 良(スポーツ科学部講師)
学校保健学、発育発達学を専門領域として保育・教育現場に出向いて研究活動を進めつつ、2017年には日本スポーツ協会公認コーチ3(ハンドボール)指導者資格を取得。3児の父。
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