久保は後半出場、レアル・ソシエダはオサスナに0−2で敗れる

レアル・ソシエダ
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【©︎RealSociedad】

本拠地レアレ・アレナで今季4敗目を喫する

 ラ・リーガ第11節、ラ・レアル(レアル・ソシエダの愛称)はホームにオサスナを迎えた。直近のリーグ戦では2勝2分、ELでも初勝利を挙げ勢いに乗るラ・レアル、対するオサスナは今季アウェイで勝利なく、データ上ではラ・レアルの有利が予想される中キックオフを迎えた。秋のサン・セバスティアン、ハロウィンを前にした週末ということもあり、レアレ・アレナでは仮装した子供たちの姿も見られた。

 久保はベンチスタートとなり、イマノル監督はバレネチェア、オスカルソン、オヤルサバルの3選手を起用。ELを膝の怪我で欠場した守護神レミロは先発復帰を果たした。自陣に引いてスペースを消してラ・レアルの攻撃を待ち構えるオサスナに対し、オスカルソンがポストプレーで攻撃のリズムを作っていく。オサスナはボールを奪うと縦に速いカウンターからブライアン・サラゴサが前線の起点となりゴールに迫る。試合が動いたのは23分、CKからB・サラゴサの素早いリスタートからルーカス・トロが先制点を挙げる。

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 効率良くアドバンテージを手にし、プラン通りに試合を進めるオサスナは34分、再びB・サラゴサが好機を演出。パスを受けたクロアチア代表ブディミルがレミロの伸ばした手の届かない所に技ありのコントロールシュートを放ちネットを揺らす。ここまで2度訪れたチャンスを確実にものにしたオサスナが試合巧者ぶりを見せる。さらに39分、PA内でアランブルがボヨモを倒したとして主審がPKスポットを指差すが、VAR判定で取り消しに。九死に一生を得たラ・レアルは反撃を試みるが、猛攻結実せず0−2で試合を折り返すこととなる。

 後半開始から投入された久保は後半開始から1分も経たない内に挨拶代わりのシュートを放ち、自身の好調ぶりを見せる。前半から徹底してサイドの守備に2枚を配し数的不利にならないよう守備を固めるオサスナに対し、久保は積極的にドリブルを仕掛けリズムを作っていく。58分にはカットインから久保が鋭いシュートを放つが、オサスナ守護神セルヒオ・エレラがスーパーセーブでこれを阻止。

 70分にはベッカー、サディク、トゥリエンテスの3選手がピッチへ送り込まれ、得点へ向けてパワープレーが期待されたが前線の攻撃が噛み合わず、右サイドでチームを引っ張っていた久保もボールに触れる時間が激減。終盤にはブライス・メンデスがPAで倒されたとして主審が笛を吹くが、前半同様VAR確認後同選手のシュミレーションがあったとして判定が覆る。試合はこのまま0−2で終了し、オサスナが今季初のアウェイでの勝ち点3を手に入れた。

 次戦は10月31日、国王杯初戦でホべ・サン・ビセンテとのアウェイでの一発勝負に臨む。欧州での戦いに加え日程はさらに過密になっていく。昨季ベスト4で敗退を余儀なくされた国王杯での挑戦が再び始まる。
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著者プロフィール

レアル・ソシエダは1900年代初頭に創設され、2度のリーグ優勝と3度の国王杯を制したスペインの名門サッカークラブです。過去にはミケル・アルテタやシャビ・アロンソといった名選手がプレーし、2022年からは日本代表の久保建英が所属しています。

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