土壇場の失点でボーンマスとドロー決着|アストン・ヴィラ

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【©︎AstonVilla】

序盤の攻勢実らずボーンマスがラストプレーで執念の同点弾

プレミアリーグ第8節、アストン・ヴィラはホームでボーンマスを迎え撃ち、熱戦が繰り広げられた。

序盤からヴィラはボールを支配し、積極的に攻めの姿勢を見せる。前半15分までにロジャーズとワトキンスが立て続けにシュートを放つも、相手GKの好セーブもあり、ゴールには至らない。

試合が動きかけたのは22分。ヴィラがゴール前でフリーキックを獲得し、直接狙うかと思われたが、巧みなプレーでオナナの頭をターゲットにしたボールを供給。しかし、オナナのヘディングシュートは再び相手GKの好セーブに阻まれ、得点には繋がらなかった。

29分にはジョン・マッギンが右サイドから強烈な一撃を放ち、一度はゴールを奪ったかに見えたが、VARの判定により、ボールがプレーの直前にラインを割っていたとしてゴールは取り消しに。前半を通じてヴィラは相手守護神の好セーブに阻まれ、0-0のままハーフタイムへ。

後半、ヴィラは攻勢を強める。58分にロジャーズに代えてスーパーサブのデュランを投入し、流れを変える狙いを見せた。そして迎えた74分、ワトキンスが巧みにペナルティエリア内へ侵入し、デュランにパスを通す。デュランはほぼフリーの状態でシュートを放つも、ボールは惜しくも枠の外へ飛び、得点には至らない。

待望の得点が生まれたのは76分だった。途中出場のマートセンがワトキンスからのスルーパスを受け、クロスを供給。少し長めに流れたボールにベイリーがなんとかヘディングで触れ、こぼれたボールをゴール前で待ち構えていたロス・バークリーがダイビングシュートで押し込み、ヴィラがついに1-0のリードを奪った。

しかし、試合はここで終わらない。86分、ボーンマスはコーナーキックから猛攻を仕掛け、ヴィラ守備陣を揺さぶるも、なんとか守り切る。そして後半アディショナルタイム、劇的なシーンが訪れる。ボーンマスが左サイドでフリーキックを得ると、エヴァニウソンがキャッシュとデュランの間に落ちたボールに飛び込み、ヘディングでゴールネットを揺らし、土壇場で同点に追いついた。

最後の最後でドラマが待ち受けたこの試合は、1-1のドロー。アストン・ヴィラはホームで勝ち点3を目前にしながらも、勝ち点1を分け合う結果に終わった。

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著者プロフィール

アストン・ヴィラFCは1874年に設立されたイングランド屈指の名門サッカークラブで、ウェスト・ミッドランズ州バーミンガムに本拠地を構えます。国内リーグとFAカップでそれぞれ7回の優勝を誇り、1981-82シーズンには欧州制覇も経験しています。また、イギリス王太子チャールズの長男ウイリアム王子がファンであることでも有名です。

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