【スノーボード】ハーフパイプ スイス・サースフェー  遠征レポート

チーム・協会

24/25シーズン スノーボードハーフパイプチームがスイスで雪上トレーニング始動

今回はTOPチーム今季初の海外巡回指導としてスイスのサースフェーに10月1日〜10月25日の期間で行ってきました。
参加選手はトップチームより戸塚優斗選手、平野流佳選手、平野歩夢選手、平野海祝選手、重野秀一郎選手、山田琉聖選手、小野光希選手、冨田せな選手の8名です。

サースフェーはスイス南部にある、スイス国内最高峰の標高を誇る山岳地のリゾートです。
ベースの町から山頂まではゴンドラ2つと山岳電車を1つ乗り継ぐ必要があり、ハーフパイプが造成されている場所も標高3000メートルを超えます。
今季はハーフパイプ脇にロープトウも設置され、より効率よく練習できる環境になりました。

トレーニング地は標高3000mを超える 【全日本スキー連盟】

この時期のサースフェーは最大サイズのモンスターパイプと、エアマットに飛び込むことができるバグジャンプ、本格的なスロープスタイルコースなどを備え、世界中からトレーニング目的のフリースタイルスノーボーダー・スキーヤーが集まってきます。
来季にオリンピックを控えていることもあり、各国のライダーは徐々にヒートアップ。期間終盤では世紀初のトリックも飛び出しました。
また10月のシーズン序盤の遠征ということで世界各ライダーの動向やハーフパイプシーンの流れもつかむことが出来ました。

今季初の海外遠征で前半戦は天候にめぐまれなかったということもあり、男女ともにまずは各トリックや滑走時の細かい点の修正や確認をおこないました。
遠征中盤から後半に向けて男子はフロントサイドダブルコーク1440・トリプルコーク1440など、女子はバックサイド900など高難度のトリックの精度向上や習得に向けてトレーニングを重ねました。エアマットで新トリックの習得に向けての練習も行い、確かな手ごたえを得ることが出来ました。

女子選手は世界トップ選手の実力が抜きんでている中で、高難度トリックやバリエーションを高めることで今季どこまで食いついていくことが出来るかがポイントになってきそうです。
男子選手は全体的にトリックや高さがどんどん進化していく中で、自分の特色を出しながら唯一無二の滑りをすることが求められてきています。

重野秀一郎選手のライディング写真 【全日本スキー連盟】

1日のスケージュールは以下の様な流れで進めていました。
雪上でのトレーニング時間が限られているため、朝早い毎日でした。
その中で今回の機会に設定した目標に対して、各自準備を欠かさず過ごしていました。

06:00 起床
06:30 朝食
07:45 出発
09:00 トレーニング開始
14:30 トレーニング終了(クローズ)
15:30 帰宅
16:00 昼食
17:00 映像整理・ボディケアなど
18:00以降就寝まで 適宜ミーティングや映像検証等
20:00 夕食

映像分析中の白川氏と山田選手 【全日本スキー連盟】

今季新たにHPチームのオフィシャルサポーターとなった「コア・テクノロジー株式会社」のサポーター機能付きインナーウエア「コアエナジーX」(2024年12月発売予定)の支給を受け、各々の滑りをサポートしていただきました。

※リンク先は外部サイトの場合があります

また、昨季よりHPチームのオフィシャルサポーターとなった「ドクターエア」の製品を持参し、ケア、リカバリーに活用して選手たちのパフォーマンスをサポートしていただきました。

※リンク先は外部サイトの場合があります

12月初旬から始まるコンテストシーズンに向けて、選手にとって練習に専念できる期間もわずかになりました。
今回の反省を活かし、大会に向けて最後の練習機会となる11月のオーストリア遠征も実りあるものにするべく最善を尽くしていきます。11月のオーストリア遠征も実りあるものにするべく最善を尽くしていきます。

今遠征に参加したサポートスタッフで 【全日本スキー連盟】

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著者プロフィール

公益財団法人全日本スキー連盟は、日本におけるスキー・スノーボード競技を統括すると同時に、普及・振興の役割も担う競技団体。設立は1925年、2025年には設立100周年を迎える。スキージャンプ、ノルディック複合、クロスカントリー、アルペン、フリースタイル、スノーボードの6競技において、世界で戦う選手たち「SNOW JAPAN」の情報や、FIS(国際スキー・スノーボード連盟)ワールドカップなどの大会情報をお届けします。

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