久保は途中出場、レアル・ソシエダは0-1でジローナを破る

レアル・ソシエダ
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【©︎RealSociedad】

主将オヤルサバルの今季初ゴールがチームに勝利をもたらす

 ラ・リーガ第10節、ラ・レアル(レアル・ソシエダの愛称)は昨季リーグ戦で躍進を遂げ、チャンピオンズリーグ出場権を獲得したジローナとアウェイでの一戦に臨んだ。互いに今季は中位に位置し、浮上のきっかけを模索する両チーム。イマノル監督は4−1−4−1を採用。中央にオスカルソン、左右にバレネチェア、オヤルサバルを配し敵地モンティリビでのホイッスルを迎えた。久保はベンチスタート。

 序盤ジローナが押し込み連続でCKのチャンスを得る。そこからは攻守が激しく入れ替わりながらそれぞれゴールに迫っていく。ラ・レアルの最初の好機は9分、自陣でボールを奪ってから素早い攻めでオスカルソンのシュートで攻撃を終える。両者決定機こそないものホームジローナがやや優勢に試合を進める。このままスコアレスで前半を終えるかと思われた44分に試合が動く。左サイドのバレネチェアのクロスをオヤルサバルが頭で合わせ、チームに先制点をもたらした。

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 主将の今季初得点によりリードを得たラ・レアルは後半も攻撃の手を止めない。51分のPA前正面のFKの場面では名手ブライス・メンデスがガッサニガの守るゴールを捉え、アシストを記録したバレネチェアはキレのある動きで59分の交代時までジローナ守備陣を翻弄する。65分には久保がオスカルソンとの交代でピッチへ。オヤルサバルが中央へ移り、久保は定位置の右サイドに陣取る。

 時間の経過と共にリスクを冒さない攻撃で試合のコントロールを図るラ・レアルは、相手陣地でプレーすることでジローナに攻撃の機会を与えない。またレミロを中心とした守備陣も集中力を保ち攻撃を跳ね返し虎の子の一点を守り切り、クリーンシートで試合を終えた。この日の勝利によりラ・レアルはリーグ戦直近4試合を2勝2分とし、暫定ながら11位まで順位を上げた。

 次戦は27日、首位バルセロナに4−2と撃ち合いを制し今季初の土をつけた強力な攻撃陣を擁するオサスナをホームに迎える。
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著者プロフィール

レアル・ソシエダは1900年代初頭に創設され、2度のリーグ優勝と3度の国王杯を制したスペインの名門サッカークラブです。過去にはミケル・アルテタやシャビ・アロンソといった名選手がプレーし、2022年からは日本代表の久保建英が所属しています。

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