【これを読んでおけば絶対大丈夫】サッカー日本代表とワールドカップ【なんで盛り上がるの?】2部

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【【これを読んでおけば絶対大丈夫】サッカー日本代表とワールドカップ【なんで盛り上がるの?】2部】

【これはnoteに投稿された犬男爵さんによる記事です。】
前回のサウジアラビア戦は痺れましたね♪
まさに試合巧者。日本強くなったな・・・(笑)
今日はオーストラリア戦ですね!
谷口選手みたいなイケメンになりたいなぁ犬男爵です。

前回の記事
沢山のスキありがとうございました😊
前回は悲願のワールドカップ出場から苦い本大会になったことを書きました。
そして今回はその続きからです。
ぜひ↑をご覧になってから以下を見ていただくと分かりやすいと思います。

2002年FIFAワールドカップ

アジア地区で初開催

これまでのワールドカップは欧州か南北アメリカ大陸の交互に行われていましたが、世界に裾野を広げてアジアでの開催が決定的になりました。
そこで立候補したのは、日本・韓国の2か国でした。

FIFAの会長選に巻き込まれる立候補国の日本

会長選と開催地の決め方

ここはくだらない権力争い問題ざっくりに行きます。
開催と同時期にFIFAの会長選がありました。ちなみに開催地はFIFAのお偉いさん方21名の多数決で決めます。つまりこの会長選の流れ次の開催国が決まる流れになったのです。現FIFA会長は『日本単独開催』。対抗馬と目されたヨーロッパ連盟の会長は『日韓共同開催』を内々の公約に掲げます。
開催2日前に現FIFA会長はこのままでは投票の多数決で負ける事を知ります。
威厳を保ちたい現会長は2日前にまさかの方向を再転換
【日韓共同開催】を日本に打診します。
ちなみにこれを日本が断ったら『韓国単独開催』になる可能性がありました。
ここまで準備してきた日本側は苦渋の決断でその提案を飲むことにします。
開催は日韓共同となり、日本は開催国として予選が免除されることになったのです。

2002年日韓ワールドカップまで

トルシエ監督就任までの裏話

時は少し戻り、1998年の惨敗したワールドカップ後、日本代表を率いていた岡田武史は退任し、次の監督探しに躍起になっていました。
日本開催のため予選もなく、4年間で開催国としての威厳を保つためとにかく勝つことが求められていました。
第一候補に挙げられたのは、後にプレミアリーグのアーセナルで無敗優勝という伝説を残したベンゲル氏。しかしクラブとの契約を優先し断れてしまいます。その時フランス協会に、たまたまスケジュールが空いていたフィリップ・トルシエを紹介されます。
トルシエはいわば頑固でかなりの変わり者です(笑)
ですが、選手育成には一定の評価があり、そこで日本人の気質(真面目でチームプレーを優先)との融合を信じて打診。就任が決まります。
しかもアンダー世代(23歳以下)の監督も兼任する形になりました。

FIFAワールドユースで準優勝と跳躍を見せる若手

1999年に開催されたワールドユース(20歳以下の大会)で、日本は準優勝します。
しかもその大会では、強豪国と言われたイングランド・メキシコ・ウルグアイに勝利しています。
この時出場していた選手は、小野伸二、本山雅志、高原直泰稲本潤一、遠藤保仁、小笠原満男、中田浩二等、後にそれぞれのJクラブのレジェンドとなる人たちばかり…
そして前回大会でヨーロッパのイタリアクラブで移籍していた中田英寿
さらにJリーグでは2000年に22歳という若さで最優秀選手賞を獲得した中村俊輔とまさに日本の黄金世代を予感される逸材ばかりでした。

解任の危機からのアジアカップ優勝

この時のワールドユースメンバーが続々、日本代表として合流します。
しかしすぐに世界と戦えるチームになったわけではありません。一時は連敗や引き分けが続き、解任の噂まで流れますが、2000年9月に開催されたアジアカップで優勝。トルシエ続投でワールドカップを迎えます。

サプライズのメンバー発表

当時日本代表として10番を付けていた中村俊輔が足のケガの影響や、戦術面から落選します。
【実は前大会で岡田監督はエース格と言われた三浦知良を落選。2大会連続のエースと思われてた選手の落選からサプライズという言葉が日本サッカーに生まれます。】

2002年日韓ワールドカップ開催

長い前振りとなりまして申し訳ございません。(思い入れが強い)
いよいよ本大会が開催です。

初戦:ベルギー戦

初戦が行われたのは埼玉スタジアム2002
会場はまさに開催国日本大応援団が熱狂します。
しかし試合展開は、緊張での固さから防戦一方の展開です。
ベルギーの決定的なシーンが続きます。
なんとか0-0で前半終了。

後半、ベルギーが先制します。浮き球からオーバーヘッドのスーパーゴール。
開催国日本中が絶望(笑)いきなりピンチに陥るかと思った次の瞬間。
アバウトなボールがベルギーGKとディフェンダーの間にそこにつま先を当てて押し込んだのは、FW鈴木隆行がゴール。同点です。
もう日本中は大熱狂。
そして一気に日本の攻勢に出ます。
稲本潤一がボールを受けるとディフェンダーをかわし、左足で一閃。
日本追加点で2-1の逆転。
(この時僕は、ソファーで飛び跳ねてました)
しかしベルギーもこのままでは終わりません。
イケイケムードになり乱れた日本のDFラインを通すスルーパスがゴール前へ、GK楢崎正剛も止めようと前に出ますが、きれいにループシュートを決められてしまい2-2となってしまいました。
このまま試合終了。
熱戦でしたが、同点の場合は勝ち点が1のみです。
(勝ちは3、負けは0)
しかし前回大会0勝3敗で終わった日本。
ワールドカップで初めての勝ち点を1ゲットします。

2戦目:ロシア戦

ロシアは初戦勝利しているため、この時点で1位にいます。
初戦とは明らかに動きが違う日本。
前半は決定機もありつつ、0-0で折り返します。

後半、サイドへ展開する日本、中田浩二がクロスを入れると小野伸二が絶妙な折り返しを見せて、抜け出した稲本潤一が落ち着いて右足でゴール。

見ていた全員が思ったでしょう。あっ、オフサイド。(笑)
でも副審の旗は上がらず、今でも議論できるほどの絶妙な位置にいました。
日本先制点をゲットします。
その後、ロシアの猛攻を防ぎ。1-0のまま試合終了。
日本初めてワールドカップで勝利をつかみます。
ちなみにこの時のテレビ視聴率が66.1%
どれだけ日本の人たちが熱狂していたか分かりますね。

3戦目:チュニジア戦

グループリーグで勝ち点4となり、一気にグループ首位に躍り出た日本。
日本は負け以外なら、ベスト16に進めます。

試合展開はアフリカ仕込みのチュニジアの身体能力に対して
日本のパスサッカーで翻弄していきます。
激しい試合展開に日本中が一喜一憂。
前半は0-0で終わります

後半開始早々、トルシエ監督が動きます。
これまで2得点を決めていたMF稲本、FW柳沢を交代させて、MF市川、FW森島を投入。
なんと、これが的中。
DFの出足が遅れたルーズなクロスに森島だけが反応、振り向きのシュートを決めて待望の先制点が生まれます。(1-0)
さらに市川がゴール前にクロスを上げると、中田英寿が体を投げ出しヘディングシュート。相手GKも反応して足に当てますが、そのままゴールイン。
ここで日本2-0と相手を突き放します。
その後、チュニジアが猛攻を仕掛けますが、なんとか守り切り。
このまま試合終了。日本2-0で勝利。ワールドカップ2勝目。
この結果、グループ首位となり、日本はベスト16に進出。
大熱狂の日本列島となりました。

決勝トーナメント1回戦:トルコ戦

相手のトルコはグループを2位で抜け出した相手で、
ワールドカップには約50年ぶりに出場でした。
決勝トーナメントは負ければ、そこでチームは敗退。
一発勝負の試合です。

前半11分日本はパスミスから相手にコーナーキックを与えてしまいます。
トルコのキッカーは速く鋭いボールをゴール前に、ノーマークだったトルコの選手が高い打点でヘディング。
トルコが先制します。(0-1)

後がない日本は攻撃にでます。
中田がゴール前でファウルを受けると絶好の位置で三都主アレサンドロがシュートを狙いますが、ポストに当たってしまい、ゴールならず。
後半、FWの鈴木隆行を投入して攻撃する日本。
圧倒的に攻める日本に対して、トルコは体を投げ出して守ります。

結局、日本はこのまま点数を決める事が出来ずに試合終了。
アジア発、自国開催の日本はベスト16で姿を消すことなります。

ベスト16、ベスト8の壁

これから先(2022年カタールワールドカップまで)のワールドカップで、日本は最高順位が16位で終える形となります。

日本はどうしても決勝トーナメント1回戦でPK戦を含めても阻まれてしまう。ここから日本サッカーにおいては、『ベスト16、ベスト8の壁』という言葉が生まれました。

思いが強すぎた結果

日韓ワールドカップは間違えなく日本サッカー人気の礎の一つとなった出来事で、僕は丁寧に書こうと思っていたら、『僕のバカ野郎長すぎる』という記事になりました。
そして後、2時間後には最終予選のオーストラリア戦が始まります。

つまり全3部にしようなんて当初の構成じゃ全然収まらない熱量なのです。
申し訳ないのですが、今回はココで終わらせてください。(笑)
全部で何部構成になるのか…
次は、黄金時代の最盛期。2006年ドイツワールドカップ。
そして本田圭佑が出てくる2010年南アフリカワールドカップと書きたいですが、また思いが強くなるんだろうな…

今日のオーストラリア戦の勝利を信じて!
御覧いただきありがとうございました。犬男爵でした。


見出し画像:ソエジマケイタ(キャラ・写真・似顔絵)
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