【日本オープンゴルフ選手権・第3R】地元出身で見慣れた風景にリラックスできているという今平周吾

日本ゴルフ協会(JGA)
チーム・協会

トップと1打差 最終組の1組前から逆転を狙う

【報告:Y.Koseki 写真:Y.Watanabe / S.Osawa】

第3ラウンドが終わってアンダーパーの選手は、第2ラウンドと変わらず5人。しかも、その顔ぶれは変わらない。昨日までの5選手がそのまま2打差にひしめく展開。彼らは今夜から明日にかけて、それぞれがそれぞれに「優勝のチャンス」を濃密に意識することになるだろう。そして、明日はフィジカルだけでなく、集中力とメンタル面のタフネスさも求められることになる。そのひとり、今平周吾は地元・埼玉県出身。会場の東京ゴルフ俱楽部の行き帰りに目にするのは、子どものころから見慣れた風景で、リラックスできていると語る。

第3ラウンドの今平は2バーディ・2ボギーのパープレー。首位との差を2打から1打に縮め、明日の最終ラウンドを迎える。この現状については「いい位置ではあるとは思うので、地元で勝てたら気持ちいいだろうなとは思います」と、いつもの柔和な表情で語る。地元で、“日本一”のタイトル奪取には特別な思いがあるはずだが、それをことさら言葉にも表情にも現さないのが今平のスタイルだ。
しかし、今平には確かな勝機がある。ツアー通算9勝だが、2021年以降の直近5勝のうち逆転勝ちは4度もある。後ろから追いかけ、そしてトップに立つ展開、過程に慣れている。「緊張感は、まだ3日目なんでそこまでではなかったですね。また明日になったら違う緊張感はあると思います。でも、こういうチャンスの時にしっかり勝たないと、なかなか優勝っていうのはできないと思う」と意気込みを控え目に口にした今平。そのために徹すべきことも分かっていた。「明日も、一打一打大事にやっていきたいなと思います」その先に、果たして初の日本オープンのタイトルが?
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

(公財)日本ゴルフ協会(JGA:JAPAN GOLF ASSOCIATION)は1924(大正13)年10月、神戸・根岸・東京・鳴尾・舞子・程ヶ谷・甲南の全国7クラブの代表により、創設された我が国のゴルフ界を代表する団体です。ゴルフ精神の正しい順守、ナショナルハンディキャップ制度の実施、公式競技の開催、ゴルフ・ルールとエチケットマナーの正しい普及などに努め、ゴルフの健全な発展と普及を図り社会に貢献して参ります。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント