プレシーズンマッチ初戦はWG昭島に勝利!えどりくのファンの前で注目選手が躍動する
新入団、若手、復帰組 注目選手多数の初戦
今シーズンの入団選手ではこの試合唯一の出場となったオリー・ストーンハム選手 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】
8月に新しいチームで活動を始めたスピアーズには、新たに5名の選手と1名のコーチが入団。ブリン・ホール選手以外の選手はすでにチームに合流し、このプレシーズンマッチ初戦でもオリー・ストーンハム選手がリザーブに入る。
また昨シーズンの途中でアーリーエントリー登録された新卒若手選手も4名メンバー入り。新しい戦力のパフォーマンスが楽しみなメンバー編成となった。
また楽しみな要素はそれだけではない。それは約1年ぶりの試合メンバー入りとなった岡田選手。2016年の入団から50試合近くの公式戦に出場してきたチームの貢献者の1人だが、昨年のプレシーズン中での怪我が原因で1年のあいだ実戦から遠ざかっていた。復帰戦となるこの試合は、スクラムハーフのリザーブとして、復活の姿を見せる。
注目のプレシーズンマッチ初戦の相手は、昨シーズンディビジョン3で3位クリタウォーターガッシュ昭島。秋の日差しが痛いほど照り付ける午後1時にスピアーズボールでキックオフした。
だれでも無料で観戦可能だった本試合は、プレシーズンマッチながら約1500人を超える来場があった 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】
今シーズンのファーストトライを奪った。
スクラムハーフで先発した古賀駿汰選手 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】
たが、ウォーターガッシュも集中力を切らさない。スピアーズのディフェンスの一瞬の隙をつき、前半15分にはゴール前でのラインブレイクから、前半19分には、キックチェイスから2トライを奪い、同点に追いつく。
取り合いの展開の前半、ただここまでほとんどの場面で試合を有利に進めるスピアーズは、こうした取り合いの中でも確実にスコアを重ねリードする。
24分には連続攻撃から、29分にはモールからトライを奪い、どこからでも取れるアタックを披露する。
松下怜央選手はキックキャッチからチャンスを作る 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】
昨シーズンの終盤から調子を上げてきた山崎選手、今シーズンも初戦からその好調ぶりを見せる 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】
その後も、後半から出場の山田選手がキックカウンターから俊足を活かして突破すると、ゴール前へ。フォローについたオリー選手は、目の前のスペースを見逃さず左角にボールを置き、トライに。
その後1トライ返されるも、後半20分間際にモールからスカルク選手が追加点を奪い22点差に突き放す。
ユーティリティプレイヤーの山田選手。キレのあるランと大胆な判断で後半の試合展開で存在感を見せた。 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】
独走トライを決めた岡田選手。試合後に本人は「フィジカル面の準備はうまくいっている」と語る通り、強さと走力の充実ぶりを見せる 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】
チーム関係者の多くが「今年は特にハード」と語る練習で得たゲームフィットネスやフィジカル面での充実は、80分を通してパフォーマンスで発揮。試合を重ね、成長していくなかでさらに進化した姿が見られるだろう。
次戦は10月18日(金)に三重ホンダヒートと対戦。ディビジョン1の相手に対して、さらに強度が増す中での実行力が試される一戦となる。
文:クボタスピアーズ船橋・東京ベイ広報担当 岩爪航
写真:チームフォトグラファー 福島宏治
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