ＪリーグYBCルヴァンカップの準決勝第1戦が9日に開催される。各チームともにファイナル進出をかけた“前半の90分”で優位に立ちたいところだろう。

横浜FMはホームに名古屋を迎える。準々決勝では札幌を2戦合計7-4で撃破した。もっともリーグ戦では現在4連敗中と苦しい戦いが続いている。失点が続く守備の立て直しが求められる一方、攻撃では札幌との第1戦でともに2ゴールを挙げた植中 朝日と天野 純に期待がかかる。

対する名古屋は準々決勝で第1戦を落としながら、第2戦で勝利を収め、PK戦の末に広島を下している。先週末のリーグ戦では福岡に敗れたものの、それまでは3連勝と復調の気配を見せていた。堅い守りが蘇っているだけに、横浜FMの攻撃に対抗しながら、好調を維持する永井 謙佑を軸としたスピーディな攻撃で得点機を探りたい。

新潟は川崎Ｆにリーグ戦の雪辱なるか

新潟はホームで川崎Ｆと対戦する。準々決勝では2戦合計5-2で町田に勝利し、9年ぶりに4強入りを果たした。リーグ戦では4連敗中と苦しい戦いが続いているが、町田との第1戦で圧巻の4ゴールを記録した長倉 幹樹が再び大仕事をやってのけるか。

一方の川崎Ｆは2戦合計2-1で甲府を下し、ベスト4に勝ち上がってきた。リーグ戦でも2連勝と調子を上げており、良い流れの中でこの試合に臨めるだろう。両者は9月27日に行われたリーグ戦で対戦したばかりで、川崎Ｆが5-1と快勝を収めている。その試合で2ゴールを挙げた山田 新にかかる期待は大きい。